大会参加の部活容認 コロナ 沖縄県、緊急事態延長で

 緊急事態宣言の延長に伴い、県による部活動の対処方針が17日、改めて示された。宣言期間中は原則、活動は中止とした上で、九州や全国大会にかかる県内大会に出場する場合に限り、活動を認める場合があるとしている。7月3日から始まる高校野球の第103回全国選手権沖縄大会や、県中学総合体育大会と地区予選は予定通りに開催される見通し。

 宣言延長前の段階では、県教委は休校に合わせて部活動を禁じていたが、全国高校総体の予選となる九州大会への参加、練習は認める方針変更を打ち出していた。今回は学校再開に合わせて、部活動については限定的に認めるこれまでの方針を踏襲した。

 県内では6月26日の空手道を皮切りに県中学総体の各競技が順次開催される。それに向けて地区予選も日程が組まれており、それぞれ関係団体は大会実施を予定している。

 県は学校への要請として、6月23日~7月11日の期間、九州・全国大会にかかる大会などに出場する場合に限り、時間や人数を制限して認める場合があるとし、屋内で接触を伴う競技についてはより厳格に取り扱うとしている。

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