IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)との防衛戦(19日=日本時間20日、米ラスベガス)を控えるWBAスーパー&IBF世界バンタム級統一王者の井上尚弥(28=大橋)は米ラスベガスで記者会見し、バンタム級制圧に向け改めて決意を語った。
現在保持しているWBAとIBFのベルトを持参して会場に到着。対戦相手のダスマリナス、プロモートするトップランク社のボブ・アラムCEO(89)も出席する中、目標とする主要4団体統一について「このバンタム級でのナンバーワンを示すには4つのベルトが必要。まずはその4つを取ることを心掛けている」と力を込めた。
当日の来場が予定されるWBC同級王者ノニト・ドネア(38)、WBO同級王者ジョンリール・カシメロ(31=ともにフィリピン)らとのライバル対決に向けても、重要な意味を持つ試合と位置付けた。
また、米国でも“モンスター”の異名が浸透していることに「ナオヤ・イノウエより先に出てくるということは親しみもあると思うし、うれしい」とし、有観客試合については「自分に求められている試合をすごく感じている。あさって(19日=同20日)はその求められている試合をしたい」と、マスク越しからでも伝わる自信に満ちた表情で聖地のファンにアピールを誓った。