エンゼルス・大谷を米経済誌フォーブスが「スペシャルな選手」と絶賛

米経済誌フォーブスが大谷を絶賛

米経済誌フォーブス(電子版)は17日(日本時間18日)に「マイク・トラウトが負傷している間、大谷翔平がエンゼルスを沈まないようにしている」と題した特集記事を掲載し、エンゼルスがペナントレースから脱落せずに踏ん張っている最大の要因として大谷翔平投手(26)の活躍を取り上げた。

「才能あふれる大谷の技術と運動能力は直接見るべきだ。投手で指名打者で外野手の大谷は最もダイナミックでカリスマ的な選手の一人だ」と球場での観戦を勧める。その大谷が今年と来年は年俸総額850万ドル(約9億3500万円)でプレーしていることを伝え、「MLBの現況下ではまさにバーゲンだ」とコストパフォーマンスの高さを強調した。

昨年までのエンゼルスは大黒柱のトラウトが戦列を離れるとチームの成績は急降下した。ところが今年はトラウトが5月18日(同19日)に負傷者リスト入りしてから、大谷らが奮起。18勝22敗だった成績は、16日(同17日)時点で15勝13敗と勝ち越し、33勝35敗と踏ん張っている。

「大谷が打席に入るたびにエンゼルスファンは、『MVP、MVP』と叫んでいる。彼は派手で危険な左打者。どんな球種にも対応でき、遠くまで飛ばす能力を持つ。さらにスピードもある。まさにスペシャルな選手だ」と打者としての魅力を解説。投手としては「四球が多いことが唯一の欠点かもしれないが、多くの三振も奪っている」と評価した。

「大谷は役割にかかわらず、電撃的な選手に他ならない。トラウトは地球上で最も偉大なオールラウンド選手の一人だが、野球ファンは魅力的で多才な能力を持った大谷の功績を称えるべきだ」と同電子版は大谷の凄さを訴えた。

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