「コントが始まる」有村架純がクランクアップ。「3カ月で感じていた純粋な気持ちを忘れたくない」

6月19日に最終回を迎える、日本テレビ系の連続ドラマ「コントが始まる」(土曜午後10:00)で、中浜里穂子を演じた有村架純がクランクアップを迎えた。

菅田将暉が主演を務める本作は、「あのころ」に思い描いていた「大人の自分」とはまるでかけ離れた「大失敗」な人生を歩んでしまった20代後半の若者たちが、その「失敗」をしたからこそ出会う人や出来事によって、思い描きもしなかった未知の「幸せ」と巡り合う、その生きざまを描いた、金子茂樹氏脚本による青春群像劇。

高岩春斗(菅田)、朝吹瞬太(神木隆之介)、美濃輪潤平(仲野太賀)は、売れないお笑い芸人のトリオ・マクベスを組んでおり、そんな芸人の3人がネタ作りにいつも集うファミリーレストランのウエートレス・中浜里穂子を有村、その妹・つむぎを古川琴音が演じてきた。ドラマは、タイトルの通り、毎話ドラマのトップシーンがマクベスのコントから始まり、この冒頭のコントが残りの物語の重要な伏線としてつながるという、異例の構成も見どころとなっている。

有村は「楽しすぎて、終わってほしくなかったです。経験値の高い方たちと一緒にお芝居ができて、純粋に芝居を楽しめる現場でした。この3カ月で感じていた純粋な気持ちを忘れたくないです。みんなに救われたし、物語にも救われたし、私の今後の経験の中でとっても大切な作品に、心に残る作品になりました。本当に幸せでした。ありがとうございました」と感想を語る。

マクベスの一番のファンである里穂子のキャラクターが視聴者から愛されたことについては「まさか、オタクの部分に共感していただけると思ってなかったですし、オタクを演じようと思ってなかったんですね。ただただ一生懸命真っすぐに里穂子のキャラクターって、どういうキャラクターなんだろうっていうことを考えて、とにかく一生懸命生きたいなという思いでやらせてもらったら、まさかの、おオタク度が…。でも、本当に心から楽しんで、里穂子を生きられたと思いますし、それはマクベスの3人や琴音ちゃんだったりいろんな役者の方々が、里穂子というキャラクター像を作ってくれたのかなって思ってます。いろんな方向からキャラクターを詰めてもらったので、無事に演じ切ることができたのかなって思っています」と総括した。

マクベスの解散ライブも開催日は6月19日。失敗を経験しながらも、もがき、悩み、そして笑いながら生きてきた彼らの生きざま。春斗が最後に導き出す自問自答の答えとは?

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