【MLB】大谷一問一答 “いたずら連発”カブレラに笑顔 「結構フレンドリーな感じ」

会見に臨んだエンゼルス・大谷翔平(画像はスクリーンショット)

観客制限なしで本拠地3万人熱狂「やっぱり気持ち良かったですね」

■エンゼルス 7ー5 タイガース(日本時間18日・アナハイム)

エンゼルスの大谷翔平投手は17日(日本時間18日)、本拠地・タイガース戦で「2番・投手」で出場した。投打同時出場は7度目。最速98.6マイル(約158.7キロ)の直球を武器に6回5奪三振5安打1失点と好投し、今季3勝目を挙げた。防御率2.70。打撃では四球、一ゴロ、四球。1打数無安打で打率.270となった。チームは7-5で競り勝ち、連敗を3でストップした。

――投球を振り返って。スライダーが多かった。
「もともと左にスライダーが少ない傾向が出ていたので、今日は多めに投げるつもりではいたんですけど。思ったよりも曲がりがすごい良かったので多めになりました」

――打者では四球が多くなっている。
「感じるところはあるんですけど、やるアプローチはそんなに変わらない。甘い球をしっかり打って、それ以外のボール球を見逃すというところだと思うので。今日もどの打席も対応できたんじゃないかなと思っています」

――守備でいいプレーがあった。
「かなり助けられましたし、本当にそこに尽きる感じかなと思うので。三振は取れていないので、その分、守備に助けられて、何とか6回を投げることが出来たかなと思います」

――観客の制限がなくなった。
「やっぱり気持ち良かったですね。入らないよりも入ってもらった方が選手としてもやる気も出ると思いますし、打席でもマウンドでもより集中できると思うので。やっぱり入ってもらって嬉しいなと思います」

5回に一塁走者でスタートを切った「走った方が効率良く点が取れる」

――チームは3連敗中で連敗を止めた。
「そうですね。すごい大きかったですし、それまですごいいい勝ち方で来ていたので。逆にオークランドのところで思ったようにならなかっただけのことなのかなと思っているので。それの前の勝ち方ができるように。全員で取り組めたらいいのかなと思うので。1勝は大きいなって思っています」

――球速も出ていた。
「体もそうですね。中5日の割にはすごい良かったのかなとは思うので。投げている感じは悪くなかったかなと思います」

――汗をかいていた。体力の消耗は。
「汗はそうですね。だいぶかいてましたね。今日は暑かったので、いつもより多めにかいていたのかなとは思います」

――6回を投げ切ったことは満足しているか。
「そうですね。バッテリー間で話して今日はいい球を探り探り投げた感じなので。なんとか6回投げられたのかなと思います。初回も球数が多かったので。その割には6回を投げられたのかなと思います」

――四球で出塁した際、一塁のカブレラ選手と談笑。パンチを繰り出したり、塁上で盛り上がっていた。
「そうですね。はい。結構、行くと話しかけてくれたりとか、フレンドリーな感じでしてくれる選手なので。はい、そんな感じでした」

――5回に一塁走者でスタートを切る場面があった。
「特に走ったからと言って、投球に影響するとかはあんまりないので。状況によって。投手、捕手の配球もそうですし、点差の状況によって走る時は走った方が効率良く点が取れる。あそこはそういう場面だったかなと思っています」

粘着物質取り締まりにも言及「長年やっている選手になればなるほど影響が出るのかな」

――投球への影響はなかったか。
「なかったかなと思っています」

――観客が力になった場面は具体的に。
「終始そうじゃないかなと思いますね。無観客でやっている時は公式戦をやっているような感じがしなかったので。最初から最後までやっぱり全然違うなと思いますね」

――併殺を2つ取った。カウントによってスライダーの曲げ幅を変えていたか。
「カウントによって、イメージの違いだけだと思っているので。どういうイメージで投げるかによって、その曲がりが大きかったりとか少なかったりとか、球速が速かったりとか遅かったりなのかなと思っています。一定のボールを必ずしも投げなきゃいけないというものでもないですし、その方が打ちづらさはあるかなと思います」

――狙い通りの併殺だったか。
「必ずしも内野ゴロを打たせようとは思っていないですかね。もしくは見逃しだったりとか空振りだったりとかっていう感じかなと思います」

――4回投球中にセーフティバントをダイビングキャッチで取りにいった。
「アウトにするんだ、っていうことだけですかね」

――来週からMLBが投手に対して使用している粘着物質の取り締まりを強化する。大谷選手の場合は投打で影響がある。
「どうなんですかね。僕は(メジャーに)来て、まだ年数も少ないので日本でやってきた感じの延長で、そのままやっていますけど。この環境にずっと慣れている選手はなかなか、シーズンの途中に『いきなり変えろ』と言われても難しいのかなと個人的には思っているので。選手によって難しさも違うのかなと思いますし、長年やっている選手になればなるほど影響が出るのかなと思っています」

【動画】四球出塁の大谷翔平に強烈パンチ? 通算492本塁打カブレラと塁上コミュニケーション映像

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(小谷真弥 / Masaya Kotani)

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