【レヴォーグ中古車検討勢必見】スバル 初代レヴォーグの中古車を買うならば1.6リッターモデルがお勧め! 価格は150万円台から狙える

2020年11月にデビューしたスバル 新型レヴォーグはこれまで約3万台を売り上げるほどの人気を集めている。注目すべきは全グレードでオプション設定されている運転支援システムのアイサイトXの装着率で、現在も9割以上のユーザーが選んでいるのだった。だが、その一方で初代レヴォーグの中古車にも人気が集まりつつあるという。そこで今初代レヴォーグの中古車を買う際にオススメのグレードと年式をご紹介する。

スバル レヴォーグ

レヴォーグ誕生は日本のファンのため! 日本の道路事情を考えたサイズで登場

国内外でも大ヒットとなった4代目レガシィのボディサイズをお手本に開発された初代レヴォーグ

2013年にデビューした初代レヴォーグは、当初日本専売モデルとして発売。昨今の国産メーカーは国内専売車を開発する向きは少なく、グローバルモデルが多い中、日本市場向けに開発するというのはかなり珍しい事例でもある。

なぜ国内専売としたのか? それはレガシィのボディが大きくなりすぎたことが最大の理由である。というのも1989年にデビューして以来、5代のレガシィを排出してきているが、初代モデル〜3代目モデルまでは一貫して5ナンバーサイズをキープ。4代目モデルから全車3ナンバーとなったものの、全幅1730mmに抑え、このモデルまで国内でも大ヒットとなったのだ。

ところが2009年に投入された5代目レガシィは全幅1780mmと歴代モデルに比べ格段にボディサイズが拡大され、国内ユーザーから「大きすぎる」といった声が高まっていた。そこでスバルは国内のレガシィファンの声に応えるべく、好評だった4代目レガシィのサイズに程近いボディサイズとした初代レヴォーグを開発したのだった。

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初代レヴォーグ買うなら1.6GTアイサイト! 高速道路でのアシスト機能も充実

ステアリングスイッチ右側に設置されているハンドルマークのボタンがツーリングアシストの証。現在売られているインプレッサシリーズやフォレスターなどにも採用されいる技術である

初代レヴォーグの生い立ちはこの辺にして、オススメの年式とグレードをご紹介しよう。

初代レヴォーグは当初から運転支援システムアイサイトVer.3を搭載(一部グレードを除く)。そして2017年のマイナーチェンジで高速道路やバイパスといった自動車専用道路においてアクセル、ブレーキ、そしてステアリングのアシストをしてくれる「アイサイトツーリングアシスト」を採用している。

新型レヴォーグでアイサイトXを選ばなかった場合は、アイサイトツーリングアシストが搭載され、今なお活躍している機能でもある。したがって、今初代レヴォーグの中古車を買うならば、アイサイトツーリングアシストを搭載した2017年以降のモデルをお勧めしたい。

200万円以下の物件も多数! 全てが安心のアイサイト搭載

2019年の改良時に登場した限定カラー「クールグレーカーキ」は今なお高値で取引されており、価格にして280万円〜330万円のプライスタグがつけられている

2021年6月18日現在の中古車サイトで2017年以降、そして走行距離5万キロ以下で見てみると、全586台がヒットした。価格帯としては148万円〜358万円と、今もなお高い水準で推移している印象である。

新型レヴォーグでも引き続き人気を博している最上級グレードの「STIスポーツ」は、初代モデルでも他のグレードと比べると1〜2割程度高い177万円〜321万円の価格で取引されている。

STIスポーツならではの専用足まわりや専用エアロなどが人気を呼んでいるが、よほどこだわりがなければ、編集部としては1.6GT アイサイトをお勧めする。こちらは148万円〜253万円で発売されているのだ。

ランニングコストを考えても断然1.6リッターターボ

初代レヴォーグには1.6リッターターボと2リッターターボエンジンをラインアップしており、前者はレギュラーガソリン、後者はハイオク仕様となっているのだ。そして実際に乗り比べてみると2リッターターボモデルは市街地中心での使用であるならば持て余すほどのハイパワー使用となっているためである。

だからこそ今初代レヴォーグの購入をするならば、ランニングコストを含めても1.6リッターターボモデルをお勧めしたい。

【筆者:MOTA編集部 木村 剛大】

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