ディズニー&ピクサー最新作『あの夏のルカ』サントラ配信開始:イタリア的哀愁の音楽を収録

2021年6月18日ディズニープラスにて見放題にて独占配信開始となるディズニー&ピクサー最新作映画最新作『あの夏のルカ』。この映画の日本版オリジナル・サウンドトラックが配信開始となった。

本スコアはダン・ローマーが作曲、プロデュースを担当。82人編成のオーケストラとともにニューマン・レコーディング・ステージにてレコーディングされ、オーケストレーションと指揮はマーク・グレアムが手がけた。ダン・ローマーはアコーディオンとアコースティック・ギターの演奏でも参加している。

『あの夏のルカ』の監督、エンリコ・カサローザは、メイン・キャラクター「ルカ」の瑞々しい少年目線を表現してほしいとダン・ローマーに託したとのことで、こう語っている。

「私はダンのアコーディオンのスキルや、このスコアにおける彼のスタイルとイタリア的なニュアンスとのブレンドがとても気に入っているんです」

映画の舞台は1950年後期から1960年前半のイタリアのリビエラ海岸地方だが、ダン・ローマーはその作曲についてこうコメントしている。

「(監督の)エンリコは共感や想い出はもちろんですが、歴史的な確かさを求めていました。彼は私が作っていたスタイルよりももっとイタリア的なサウンドが欲しいと私に言ってきたんです」

ダン・ローマーは映画の中の夢の連なり、つまりルカが自由と渇望を感じて高く駆け上がるイメージを表現することが特に気に入っていようで「躍動感ある器楽的奏法やとてもワイルドなリズムが必要不可欠でした」「これほどメロディカルなスコアを作ることはとても楽しかったし、みんなに観てほしい映画です」と付け加える。

日本版サウンドトラックには、ダン・ローマーによる、郷愁誘うアコースティック・サウンドが光るスコアに加えて、suis from ヨルシカによる日本版エンドソング「少年時代(あの夏のルカ ver.)」が収録。この曲は井上陽水の「少年時代」(1990年/作詞:井上陽水 作曲:井上陽水、平井夏美)を本作のためだけにトクマルシューゴがアレンジを加えたもの。

Written by uDiscover Team

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