◆暑い季節に食べたい果物といえば?
関東もいよいよ梅雨入り、蒸し暑い日が増えてきましたね。すぐにのどが渇いてしまうこの季節、読者の皆さんも「あの」果物が待ち遠しくてうずうずしているのではないでしょうか?
そう、「梨」です!
みずみずしい食感・甘い香りに程よい酸味。暑い季節にはたまらないですよね!そんな梨のシーズンになると特に盛り上がりを見せる街があるんです。
それがここ!
千葉県の北西部に位置し、筆者の出身地でもある「白井市」です!!
全国的にも梨の産地として有名な千葉県ですが、その中でも特に熱を入れているのがこの白井市。ここで作られている「しろいの梨」がもつ歴史は100年以上!名ブランドとして全国・世界へと出荷されています。
少し歩けば梨農家、道にはたくさんの直売所。毎年8月から9月を中心に白井市は賑わいます。
…ということで本記事では、梨とともに育ってきた筆者が「しろいの梨」について紹介させていただきます。
◆どんな種類があるの?
まずは、白井市で作られている主な梨を見ていきましょう!
(ここでは紹介しきれないものも沢山あります。ぜひご自身の目で)
【幸水】
まずは甘くてみんな大好き「幸水(こうすい)」
真夏日にさっぱりと食べたいのが、こちらの「幸水」。8月中旬ごろから収穫が始まり、毎年梨シーズンの到来を告げてくれます。その特徴はなんといっても、甘さとシャキッとした食感!
【豊水】
続いて、こちらも定番!少し酸味がある「豊水(ほうすい)」。
幸水に少し遅れて登場するのがこちらの「豊水」。大きくて少し酸味があり、非常にジューシー。梨といったら豊水の味をイメージする方も多いのではないでしょうか?
【かおり】
その名の通り、さわやかな香りが魅力的な「かおり」。
見た目は豊水などと違って緑がかっているのが特徴。定番の品種と違って、直売所などを訪れないとあまり見ることができない希少種です!
【秋月】
見た目も美しい!夏の終わりを感じる「あきづき」。
交配によって生まれた比較的新しい品種で、丸くて美しい形が特徴的。味はなんと幸水・豊水・新高のいいとこ取り!涼しくなってきた頃にじっくり味わいたい品種ですね。
【新高】
食感は少し独特!秋の訪れを知らせてくれる「新高(にいたか)」。
他の梨が比較的シャリっとしているのに対し、こちらは少し優しめの食感。新高が出始めると、「梨の季節もそろそろ終わりか」と少し切なくなるのもまた一興です。
◆どうやって食べる?
やっぱりキンキンに冷やしてそのまま食べるのが一番ですよね。品種にもよりますが、梨はそこまで日持ちが長いとは言えません。買った後は早めに冷やして食べるのがお勧めです!
また、ヨーグルトに入れてもよし、調理してジャムやケーキにしてもよし。様々な食べ方が楽しめますよね♪細かく切って冷やし、朝食のヨーグルトと混ぜて食べるのが個人的におすすめです。
◆いろいろな場所で梨アピール
さらに、白井市では梨にちなんだ様々なPR活動が行われています。
まずはこちら、白井市のマスコットキャラクター「なし坊」と、その家族です!
(白井市マスコットキャラクター なし坊ファミリー)
真ん中にいる赤い服のキャラクターが「なし坊」、他にも5人の家族がいて、それぞれ梨の品種にちなんだ名前が付けられています。
気になる方は、白井市のHPをチェック
続いて、市で行われている行事!毎年10月には「梨マラソン」が行われています。給水所でもらえるのは地元で採れた梨!カラカラののどにはたまらないですね。
去年・今年は新型コロナの影響で中止となってしまいましたが、再び開催される際にはぜひ参加してみてはいかがでしょうか?
他にも体育の日に開催されている「しろいスポーツフェスタ」でも、商品として梨を頂けることも♪梨にちなんだ地域行事、要チェックです!
そして、白井市の小学校では近くの梨農家さんへ見学に行くことも少なくありません。筆者も小学生時代に何回か訪れたのを覚えています。
目の前で収穫や仕分けの様子を見ることができて、地域産業を知るには素晴らしい機会ですね。
◆梨を楽しもう
さあ、ここまで読んだ皆さんは梨のシーズンが待ちきれないのでは?季節の移ろいを感じながら、多様な食べ方を楽しめるのも梨の魅力!
また、今回紹介したのは「しろいの梨」ですが、最初に説明した通り千葉県では各地で梨の栽培が盛んです。
白井市出身の筆者も、「そんな品種があったの?」と驚いてしまうほど種類も豊富。
いろいろな場所で様々な種類の梨を買って食べ比べてみるのもいいかもしれませんね♪
それでは、今年も梨とともに暑い季節を乗り越えましょう!
(白井市マスコットキャラクター なし坊・かおり)