日本バドミントン協会は18日、東京五輪の代表選手を発表。男子シングルス世界ランキング1位の桃田賢斗(26=NTT東日本)、リオデジャネイロ五輪女子シングルス銅メダルの奥原希望(26=太陽ホールディングス)ら13選手が選ばれた。
前回のリオ五輪は、金メダルが期待されながらも、自身の違法賭博問題で棒に振った桃田。20年1月には、遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれ、右目眼窩底を骨折し、手術を受けた。
その後も新型コロナウイルスに感染するなど、さまざまな試練に見舞われながらも、初の五輪切符を獲得。かねて「金メダル目指して頑張りたい」と意気込んでいた〝日本のエース〟がいよいよ夢舞台に立つ。
女子シングルスは、リオ五輪ベスト8の山口茜(24=再春館製薬所)も選出。女子ダブルスでは、世界ランク1位の福島由紀(28)、広田彩花組(26=ともに丸杉Bluvic)と世界選手権2連覇中の永原和可那(25)、松本麻佑組(25=ともに北都銀行)が代表に名を連ねた。
各種目で実力者が順当に代表入り。メダルラッシュの可能性を秘めていることから。協会は「5種目すべてでメダル獲得」「金メダル3つ獲得」との目標を掲げている。
◇代表選手は以下の通り
・男子シングルス
桃田賢斗
常山幹太(24=トナミ運輸)
・女子シングルス
奥原希望
山口茜
・男子ダブルス
園田啓悟(31)、嘉村健士組(31=ともにトナミ運輸)
遠藤大由(34)、渡辺勇大組(24=ともに日本ユニシス)
・女子ダブルス
福島由紀、広田彩花組
永原和可那、松本麻佑組
・混合ダブルス
渡辺勇大、東野有紗組(24=ともに日本ユニシス)