ヤクルトが4連勝で2位浮上 試合を決めたオスナ「とても強いチームに入れた」と喜ぶ

ホームランを放ったオスナ

若き侍と助っ人がベテラン左腕の好投に応えた。ヤクルトは18日の中日戦(神宮)を5―2で勝利。交流戦の良い流れを止めなかった。

初回、東京五輪野球日本代表「侍ジャパン」に選出され、代表最年少ながら正三塁手として活躍が期待される4番・村上宗隆内野手(21)が右中間席に21号2ランを弾丸ライナーで突き刺した。高津臣吾監督(52)は「相手が十分警戒してる中でも点が取れた」と本塁打リーグトップをひた走る若き大砲のを称賛。

その後は先発・石川雅規投手(41)がソロを2発浴びるも6回無四球2失点の粘りの投球を見せた。

同点で迎えた6回一死一、二塁、ベテランの投球に応えたのは来日1年目の助っ人だった。5番ホセ・オスナ内野手(28)が中日先発・柳がこの日投じた99球目を強振。打った瞬間それとわかる打球にオスナも〝確信歩き〟。左翼・福田は一歩も動けず、白球は左翼席に吸い込まれていった。

5月29日以来久しぶりの一発。オスナは「なかなか良いバッティングができてなかったのでチャンスで1本出したかった。石川さんに、勝ちを、つけたいからね」と振り返りつつ、石川へのリスペクトを見せた。

試合後のヒーローインタビューでも「とても強いチームに入れた。アットホームな気持ちで選手たちスタッフも温かく迎えてくれたのでとてもいいチーム」と笑顔。

ヤクルトは交流戦では勝ち越しに成功し、これで4連勝。この日巨人が敗れたためリーグ単独2位に踊り出た。

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