医療従事者に感謝の手作り菓子 長崎短大生が贈る

朝長市長(左から2人目)に手作りの菓子を手渡す長崎短大の学生ら=佐世保市役所

 長崎県佐世保市の長崎短大地域共生学科製菓コースの学生らは16日、市役所を訪れ、新型コロナウイルス禍で懸命に働く医療従事者に向けて1、2年生計26人が手作りした菓子を贈った。
 同コースでは例年、地域の各種イベントで菓子を提供するボランティアを行っているが、昨年からコロナ禍で活動できていない。今の自分たちにできることを考える中で、医療従事者に感謝の思いを伝えるため、手作りの菓子を贈ることに。クッキーやタルト、和菓子などを計390袋分作った。
 学生の代表者が朝長則男市長に手渡し、市はコロナ対応に当たる五つの病院に届けた。姉が看護師という2年の吉村美奈実さん(19)は「(医療従事者は)大変な思いをされている。疲れた時に食べて、体を休めてほしい」と話した。

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