「櫻坂46」3列目メンバーで初ライブ 松田里奈「グループを強くしていきたい」

「櫻坂46」のポジション3列目メンバー16人が初のライブ公演を行った(撮影・上山陽介)

人気アイドルグループ「櫻坂46」のポジション3列目メンバー16人が18日、千葉・舞浜アンフィシアターで初のライブ「BACKS LIVE!!」(16~18日)最終公演を行った。

昨年10月のライブをもって欅坂46としての活動に幕を下ろし、新たに活動をスタートさせた櫻坂46。2作連続オリコンランキング1位を獲得するなど精力的に活動してきた。

同グループはデビューシングルから「3人センター制」を採用。シングルのリリースごとに森田ひかる、藤吉夏鈴、山﨑天の3人が楽曲のセンターを担当。3人を加えた全ての楽曲に参加する「櫻エイト」と呼ばれる1、2列目のポジションを務める8人のメンバーと、各楽曲に3列目メンバー・17人を加えた25人で構成される。

今回のライブは「私たちで、櫻坂46を、強くする。」というキャッチコピーのもと、櫻エイトと体調不良で休養中の尾関梨香を除く、3列目メンバー16人が出演。さらに、披露する楽曲のセンターは、メンバーの立候補制で選ばれた。

ライブ1曲目は、デビュー曲「Nobody,s fault」。センターを務めた井上梨名は「(センターとして)私がこの曲を選んだきっかけは1stシングルで、表題曲のメンバーに選ばれなくて悔しい思いをしたのがあって。リベンジの意味も込めて選んだのもあるし、歌詞の中に『やるかやらないかそれだけだ』と言葉があるけど、それが私の心には響いていて。悔しいことや悲しいことがあっても、今の私には立ち向かう心が一番必要だと思った。だからこの曲を選ばせていただきました」と明かした。

3曲目の「半信半疑」でセンターは松田里奈。松田は「今回のライブは、2ndシングル『BAN』で3列目を務めるメンバーで、櫻坂46を強くしていきたい」と決意。有観客ライブは欅坂46時代の19年9月の東京ドーム公演以来で、改名してからは初めて。松田は「普段のライブなら皆さんの声で勇気をもらえているけど、今回は残念ながら声を出すことはできないので、お持ちのスティックバルーンやペンライトの光で私たちに力をください!」とファンにお願いした。

また、「なぜ恋をして来なかったんだろう?」でセンターを務めた大園玲は「私たちは後ろに誰もいない3列目というポジションでパフォーマンスしているんですけど、今回センターだったりを経験してグループを背負ってる感覚を知って、改めて櫻坂46を背負える人になりたいなと強く思いました」と告白。

「それが愛なのね」でセンターを務めた土生瑞穂は「このライブが終わっておしまいじゃない。ここがスタートだと思っている。ここで吸収したことをちゃんと身に着けて、私たちも櫻坂46としてより一層走り出せるように頑張りたい」と力を込めた。

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