長崎国際大、ワクチン代理予約21日開始 高齢者らを手助け

 新型コロナウイルスのワクチン接種が進む中、インターネットに不慣れな高齢者らを手助けしようと、長崎国際大(長崎県佐世保市)の学生が21日から代理予約を始める。大学と地域、行政が一体となって接種を希望する高齢者を後押しする。
 町内会長や民生委員らが、接種希望者の氏名や連絡先、年齢、希望会場などの情報を収集。自治協議会事務局などを通じて市が集約した情報を基に、同大社会福祉学科の学生らがボランティアで入力作業を担う。7月14日まで1週間に2回程度作業し、多い日で40~50人の学生が協力する予定。
 同大社会福祉学科の脇野幸太郎学科長らが18日、佐世保市役所を訪ね、代理予約の開始を朝長則男市長に報告。脇野学科長は「学生にとって、予約が困難な人がいることを身をもって学ぶいい機会にもなる。お役に立つことができれば」と話した

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