元学徒ら安心して参列できるよう「支援を」 老朽化の白梅之塔、修繕費協力呼び掛け

 白梅学徒隊として戦地に動員された県立第二高等女学校の学徒らを追悼する白梅之塔の周辺施設が老朽化していることに伴い、「若梅会」の、いのうえちず代表(52)と新垣由紀さん(34)は18日、県庁で会見し、塔周辺の参道や供物台などの修繕費を募るクラウドファンディングへの協力を呼び掛けた。8月31日まで。若梅会は白梅元学徒らでつくる白梅同窓会の中山きく会長(92)の呼び掛けで2019年に結成し、現地慰霊祭の継続などを目的に活動している。
 オンラインで参加した中山さんは「県内外に白梅に思いを寄せてくれる方がたくさんいる。支援と協力をお願いしたい」と呼び掛けた。
 9~11月に工事を行い、来年の慰霊祭は誰もが安心して参列できるよう整備したい考え。資金はクラウドファンディングサイト「YUIMA」で募集する。目標金額188万円に対し、18日午後6時時点で72万円超の支援が寄せられた。支援はhttps://yuima-okinawa.jp/project/detail/850

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