6市延長、14市町解除─。新型コロナウイルス「まん延防止等重点措置」を巡る対応が割れた神奈川県内で18日、期待と不安が交錯した。ただ酒類提供の“解禁”には「歓迎」の声が少なくなく、長引く我慢が限界に達している現状が鮮明に。「五輪開催ありき」と映る政府の判断には不信感が渦巻き、感染再拡大を懸念する声も相次いだ。
日が落ち、人波が途切れない横浜駅西口。横浜市南区の男性会社員(32)は「今更、どうも思わない。解除されようがされまいが、全く関係ないでしょう」と淡々と話した。
一方、磯子区の女性(51)は「人流が増えたり、感染者が減ってきていないように感じる」とし、「まだ解除してほしくない。これ以上緩んだら大変」と不安を口にした。