きょう19日(土)午後は近畿から東・北日本で本降りの雨となり、東海や北陸では雨量が多くなるおそれがある。
　一方で西から天気はゆっくりと回復傾向にあり、あす20日(日)は西日本では晴れて暑くなる見込み。

東海・北陸で雨量多くなる、北日本は雷雨も

　きょう19日(土)は日本海と太平洋沿岸にある2つの低気圧の影響で、広い範囲で雨が降っている。
　九州ではけさには雨が止み、晴れ間が戻りつつあるが、近畿から東の地域では午後も雨が降る見込み。低気圧の動きが遅く同じような場所で雨が続くため、特に東海や北陸の山沿いではやや雨量が多くなるおそれがある。
　東北ではきょう、平年より遅れて梅雨入りの発表があったが、今夜は東北～北海道で雨脚が強まり、雷雨となるおそれもあるため注意が必要だ。

西と東で気温差くっきり

　雨雲が抜けて天気が回復しつつある西日本は、18日(金)より気温が高くなる見通し。
　最高気温は高知で30℃ときのうより7℃高くなる予想、ただ大阪は夕方まで雨が残るため日中でも24℃までしか上がらない見込み。
　東・北日本は22℃前後できのうより低くなる予想。東京は24℃、名古屋は22℃で半月ぶりに25℃に届かない見込みだ。

西から天気回復、あす20日(日)は西ほど夏の暑さに

　あす20日(日)は関東では朝まで、北海道も午前中は雨が降りやすく、南西諸島は梅雨空が続く見込み。
　一方で東海から西ではよく晴れて気温が高くなる見通しだ。
　最高気温は福岡や名古屋は30℃と真夏日になり、久留米(福岡)では33℃まで上がる予想。
　日差しの下ではかなり暑くなるため、熱中症には十分な注意が必要だ。

（気象予報士・佐藤俊和）