“黒いカリスマ”蝶野 悩める大坂なおみに緊急提言! 将軍KY若松みたいな悪徳マネジャーと契約しろ

蝶野が大坂(右上)に緊急提言

プロレス界の「黒いカリスマ」こと蝶野正洋(57=東スポグループ強化部長)が、女子テニス世界ランキング2位の大坂なおみ(23=日清食品)に黒い緊急提言だ。大坂は全仏オープンでの会見拒否騒動から「うつ告白」でコートを離れている。東京五輪は出場する意向だが、伝統の4大大会ウィンブルドン選手権は欠場。悩めるヒロインに対し、蝶野がプロレス史に残る悪役マネジャーをヒントに復活プランを提示だ。さらに大リーグ・エンゼルス大谷翔平投手(26)の快進撃から、現在の日本社会に必要な大改革を導き出した!

ガーーッデム! 蝶野だ、オラ! 大坂なおみちゃんが全仏オープンの記者会見を拒否してからいろいろ騒動になったが、展開としては不可解な部分があったよな。

最初から大会側に、今はうまく受け答えができないからプレーだけにさせてくれって、うつの話を相談していればそんなに問題にはならなかったと思う。もしも変な質問をする記者がいたら除外をするのは当然、大会側の責任。要はプロモーターと選手の関係がきちんとできてなかったと思うんだ。

で、会見というものに話を移すと、表に出ている人間は必ず「さらされる」ことを乗り越えなきゃいけないし、プロの世界で生きる以上、コメントは出さなきゃいけない。プロスポーツって客を入れて興行、つまりカネ儲けをしてるわけ。メディアに出ることでCMの起用とかにもつながって、莫大な金額の世界につながってくるだろ?

だからコメントを出したくないってのは、ショービジネスの根本的な否定になっちゃう。今はスポーツ界そのものがテレビありきでちょっとおかしくなってきてしまってる部分は確かにあって、なおみちゃんはそういうところまで言いたいのかもしれない。ただ今の時代だと、その理屈は通用しない。だって、それでカネもらってるんだもん。賞金はいりません、インタビューもしません、ならいいのかもしれないけどな。

コメントで思い出したけど、昭和のレスラーなんてひどかった。まともなコメント出せる人、一人もいなかったんだから。長州(力)さんが「俺はお前のかませ犬じゃない」って言ったのも、突然で何言ってるか分かんなかったし。藤波(辰爾)さんの「飛龍革命」だってまったく意味分からなかっただろ? 要はコメント力がまったくないんだ、あの人たち。逆にそれが今はバラエティーでウケてるんだけどな。

なおみちゃんはそうもいかない。差別問題であったりいろいろなことに感性を持っていて、ものすごく発信力もある。藤波さんや長州さんとはワケが違う。そりゃ一緒にしちゃいけない。彼らは自分のことしか考えてないし、何も背負ってない人たちだから。まったく参考にしちゃいけない。

要はしゃべりたいときにしゃべれる舞台はちゃんと用意してあげて、それ以外の時は彼女をマスコミから守りつつ、パフォーマンスができるマネジャーをつけりゃいいんだよ。将軍KYワカマツさんみたいに。拡声マイク持って、変な質問が出たら「うるせえ、この野郎! 出ていけ!」って。テニス界だったら松岡(修造)さんとかいいじゃない。すごく向いてると思うよ。

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