箱根登山鉄道の沿線に咲くアジサイを照らし出す「夜間ライトアップ」が、19日夜から始まる。約1万株のアジサイの幻想的な景色が楽しめる。2019年の台風19号被害で昨年は休止したため、2年ぶりの実施。7月4日まで。
期間中走行する車両は「箱根あじさい電車」と呼ばれ、箱根湯本─強羅駅間は標高差が400メートル以上あることから、アジサイの鑑賞期間が長いのが特徴。同鉄道によると、今年は例年より1週間ほど早く開花し、箱根湯本や塔ノ沢駅では見頃を迎えている。
同鉄道担当者は「新型コロナの感染症対策に気を付けながら、色とりどりに咲き誇るアジサイを楽しんで」と呼び掛けている。
夜間ライトアップは午後6時半~同10時、湯本付近や大平台駅付近など沿線6カ所で行う。感染防止のため、座席指定の臨時電車「夜のあじさい号」は運行しない。問い合わせは、同鉄道部電話0465(32)6823。