城定秀夫&今泉⼒哉がコラボ 互いの脚本を監督し、2本のラブストーリーを制作

「愛がなんだ」「街の上で」などの今泉⼒哉監督と、Vシネマ・ピンク映画界のトップランナーにして「アルプススタンドのはしの⽅」などでも知られる城定秀夫監督が、互いの脚本を提供しあってR15+指定のラブストーリー制作することが発表された。「L/R15(えるあーるじゅうご)」と名付けられたコラボレーションでは、監督城定秀夫、脚本今泉⼒哉による「愛なのに」と、監督今泉⼒哉、脚本城定秀夫による「猫は逃げた」の2作が制作される。

「L/R15」のLとして制作される「愛なのに」は、古本屋の店主、店主にプロポーズする⼥⼦⾼⽣、店主の憧れの⼥性など、⼀⽅通⾏の恋愛が交差して⼆転三転する先の読めないラブコメディ。「L/R15」のRとして制作される「猫は逃げた」は、飼い猫の”カンタ”をどちらが引き取るかで揉める離婚直前の夫婦と、それぞれの恋⼈の話。1匹の猫と愚かで不器⽤な4⼈の男⼥によって異⾊の恋愛狂騒劇が繰り広げられる。

城定秀夫監督は、「いまや⽇本を代表する天才映画監督、今泉⼒哉⽒とのコラボ!……って、こんなヤバい企画誰が考えたのでしょう?」「とにもかくにも、頑張っておもしろい映画作ります!」と意気込みを語っている。今泉力哉監督は、「城定監督と⼀緒になにかやりませんか︖と⾔われて、ぜひ、と即答しました。私の脚本を城定さんが撮り、城定さんの脚本を私が撮る。めちゃくちゃプレッシャーではありましたが、それはそれは好き勝⼿に脚本執筆しました」「今は仕上げの真っ最中です。楽しい映画になりそうです」とコメントを寄せている。

【コメント】

■城定秀夫
いまや⽇本を代表する天才映画監督、今泉⼒哉⽒とのコラボ︕……って、こんなヤバい企画誰が考えたのでしょう︖
プレッシャーで吐きそうになりつつ、⾃分らしい映画を撮るしかないと思い⾄ったわけですが、油断すると、⾃分らしい 映画ってなんだ︖⾃分とはいったい何者だ︖なぜ⾃分は⾃分なんだ︖映画ってなんだ︖という無限問答に陥り、また吐き そうになります。とにもかくにも、頑張っておもしろい映画作ります︕

■今泉⼒哉
城定監督と⼀緒になにかやりませんか︖と⾔われて、ぜひ、と即答しました。私の脚本を城定さんが撮り、城定さんの脚 本を私が撮る。めちゃくちゃプレッシャーではありましたが、それはそれは好き勝⼿に脚本執筆しました。きっとお互いに。城定さんが書いてくれた脚本には猫が出てきます。猫︕撮影、⼤変だ︕と思いながらも猫とたくさん向き合いました。そしてその物語には、どこか懐かしさをおぼえるとともに、城定作品に滲む⼈間の優しさや愚かしさなどがあちこちに垣間⾒えて、とても惹かれました。ご⼀緒してみたかったキャストやスタッフとの撮影を無事に終えて、今は仕上げの真っ最中です。楽しい映画になりそうです。

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