富山の食中毒は牛乳原因 業者を営業禁止

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営業禁止となった内田乳業=19日午後2時半ごろ、富山市四方

 富山市の園児や児童生徒らが食中毒の症状を訴えている問題で、市は19日、給食で提供された牛乳が原因の集団食中毒と断定し、製造した内田乳業(同市四方)を食品衛生法に基づき営業禁止措置とした。原因菌などは特定できていないものの、牛乳以外に可能性がないと判断した。県内で起きた集団食中毒では、被害人数が最大となった。

 市保健所が同日、記者会見を開いた。給食に共通する食材を調べた結果、原因として考えられるのは「当該の業者が製造した牛乳しかなかった」と説明。生乳に問題はなかったとし、内田乳業の処理工程に原因があったとみている。

 営業禁止措置については、原因菌が判明してから3日程度で指導を行い、解除する見通しという。

 これまでに食中毒の症状で欠席や早退があった21の小中学校と保育施設に加え、県立高校2校と市立幼稚園でも症状のある人が見つかったと公表した。いずれも同社が牛乳を納品しており、一連の被害は計24施設に拡大した。

 市保健所によると、発症者の累計は1212人。県内で起きた集団食中毒の被害人数では、記録が残る1956年以降で最大となった。

営業禁止となった内田乳業=19日午後2時半ごろ、富山市四方