菊池雄星4勝目 10度のQSはトップに1差のリーグ4位

【レイズ1-5マリナーズ】@T-モバイル・パーク

マリナーズの菊池雄星が昨季のリーグ王者・レイズを相手に7回4安打1失点の好投を見せ、今季4勝目(3敗)をマークした。初回こそ2安打でピンチを招いてレイズに先制を許したものの、味方が1回裏に4点を奪って逆転すると、2回以降はレイズ打線をわずか2安打に封じる快投。103球を投げて被安打4、奪三振6、与四球3、失点1という内容で7イニングを投げ抜いた。今季の防御率は3.46となり、いよいよ3点台前半に突入。今後の2~3登板次第ではオールスター・ゲーム選出の可能性もありそうだ。

菊池が1点を先制された直後の1回裏、マリナーズはレイズ先発のマイケル・ワカに打者一巡の猛攻を浴びせ、カイル・シーガー、ジェイク・バウアーズ、シェッド・ロングJr.、ルイス・トレンズと4本のタイムリーで4点を奪って逆転に成功。3回裏にも連打と四球で一死満塁のチャンスを作り、トレンズのタイムリー内野安打で5点目を奪った。中盤の3イニングは走者を出しながらも拙攻の連続で追加点を奪えず、7回以降は1人も走者を出せなかったが、好投した菊池のあとを継いだリリーフ陣がリードを守り抜いた。

菊池は今季13度の先発登板で4勝(3敗)と勝ち星には恵まれていないものの、防御率3.46はトップ10圏内にあと一歩のリーグ13位にランクイン。81奪三振はリーグ12位、WHIP1.04はリーグ9位、被打率.198はリーグ5位タイの好成績であり、リーグを代表する先発左腕の1人と言っても過言ではない状況になりつつある。そして特筆すべきはクオリティ・スタート10度という数字。これはシェーン・ビーバー(インディアンス)、ゲリット・コール(ヤンキース)、カイル・ギブソン(レンジャーズ)の3人に1差のリーグ4位という素晴らしい数字となっている。

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