新型ヴェゼル vs ヤリスクロス 実燃費対決! 25km/Lを超えたヤリスクロスに対し、大柄で180kg重いヴェゼルも善戦[ハイブリッド4WD比較]

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今最も注目されるコンパクトSUV、中でも2021年4月に登場した「ホンダ 新型ヴェゼル」ハイブリッド+4WDモデルの実燃費を計測! 一番人気のトヨタ ヤリスクロスの実燃費と比較してみたところ、ヤリスクロス25.2km/Lに対し、180kgの重量差がある新型ヴェゼルも22.4km/Lと善戦した。市街地・郊外・高速と各モード毎も含め、最新コンパクトSUVの実燃費を徹底比較する!

ホンダ 新型ヴェゼル e:HEV Z(ハイブリッド・4WD)vs トヨタ ヤリスクロス HYBRID Z(4WD)

ホンダ 新型ヴェゼル ハイブリッド 4WDの実燃費はカタログ燃費を上回る22.4km/Lの好記録

ホンダ 新型ヴェゼル e:HEV Z(ハイブリッド・4WD)

さっそく、ホンダ 新型ヴェゼルの実燃費を計測してきたのでご紹介しよう。試乗車は「e:HEV Z」(ハイブリッド・4WD)。東京都内から千葉県郊外を周回する高速道路約80km、郊外路約30km、市街地約60kmの合計約160kmを、実際に走行して計測した。

取材車両:4WD・2021年モデル(2代目)「ホンダ 新型ヴェゼル e:HEV Z」(ハイブリッド・4WD)[実燃費計測:2021年6月]/※注1:市街地・郊外・高速道路の各実燃費・距離はメーター内の燃費計表示を記載し消費ガソリン量を算出。総合実燃費は総走行距離と消費ガソリン量から算出。/※注2:走行可能距離は計算上の数値であり、実際の走行を担保するものではありません。

ご覧の通り、ホンダ 新型ヴェゼル ハイブリッド・4WDの実燃費は、市街地20.3km/L、郊外25.5km/L、高速道路22.7km/Lを記録。トータルで161.3kmを走行し、総合燃費は22.4km/Lとなった。

新型ヴェゼルのカタログ燃費22.0km/L(WLTCモード燃費)に対し、達成率は101.8%と、なかなかの好記録をマークすることが出来た。

ヤリスクロス ハイブリッド 4WDの実燃費はほぼカタログ燃費通りの25.2km/Lを記録

トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド Z(E-Four)

対する「トヨタ ヤリスクロス」も2021年4月に実燃費計測を行っている。試乗車は「HYBRID Z E-Four」(ハイブリッド・4WD)。新型ヴェゼルと同じコースを周回して、実燃費を計測した。

取材車両:4WD:2020年モデル・トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド Z」(E-Four)[実燃費計測:2021年4月]※注1:市街地・郊外・高速道路の各実燃費・距離はメーター内の燃費計表示を記載し消費ガソリン量を算出。総合実燃費は総走行距離と消費ガソリン量から算出。※注2:走行可能距離は計算上の数値であり、実際の走行を担保するものではありません。

こちらも表をご覧の通り、トヨタ ヤリスクロス ハイブリッド 4WDの実燃費は、市街地24.5km/L、郊外28.4km/L、高速道路24.7km/Lを記録。トータルで161.6kmを走行し、総合燃費は25.2km/Lを記録した。

ヤリスクロスのカタログ燃費26.0km/L(WLTCモード燃費)に対し、達成率96.9%の結果である。

新型ヴェゼル vs 新型ヤリスクロス 燃費対決はヤリスクロスに軍配! ただしヴェゼルも極めて優秀だ

※注:走行可能距離は実燃費とガソリンタンク容量を掛け合わせた計算上の参考数値であり、実際の走行を担保するものではありません。

最後に改めてホンダ 新型ヴェゼルとトヨタ 新型ヤリスクロスの実燃費データを並べてみよう。ホンダ 新型ヴェゼル ハイブリッド 4WDの総合実燃費が22.4km/L。これに対しトヨタ ヤリスクロス ハイブリッド 4WDの総合実燃費は25.2km/Lと、トヨタの圧倒的な勝利となった。

ただしこの2台はライバル関係にはあるものの、車体の大きさが少し違う。新型ヴェゼルのボディサイズは全長4330mm×全幅1790mm×全高1590mm。車両重量は1450kgである(テスト車の場合)。

いっぽう、ヤリスクロスのボディサイズは全長4180mm×全幅1765mm×全高1590mm。車両重量は1270kg(テスト車の場合)と、かなり小さく、重量も180kg軽量であることがわかる。

ボディサイズが異なる2台を比較検討するなら、実車をディーラーでしっかりチェックすることをおすすめする

全長4.4メートル弱と比較的大柄な新型ヴェゼル, 全長4.2メートル弱とかなりコンパクトなヤリスクロス
全長4.4メートル弱と比較的大柄な新型ヴェゼル, 全長4.2メートル弱とかなりコンパクトなヤリスクロス

だから例えば、多人数乗車が多く荷物を積むことも多いというユーザーなら、ホンダ ヴェゼルのほうが向いているのも事実。ヤリスクロスは大人2名乗車+荷物、という使い方のほうが合っている。

いずれにせよ燃費は新型ヴェゼルもヤリスクロスも、4WDモデルながらリッターあたり20kmを超える優秀な実燃費数値をたたき出している。購入を検討しているなら、販売ディーラーで実車を見て、後席や荷室などもしっかりチェックし自分の使い方と照らし合わせてみることをおすすめする。

MOTA(モータ)の実燃費は実際に走って計測してます

高速道路の計測コース(約80km)

MOTAの実燃費レポートは、都内から千葉県郊外を周回する高速道路約80km、郊外路約30km、市街地約60kmの合計約170km前後を実際に走行して計測している。法定速度を基本に、周囲の流れを乱さない走行で実施するのは言うまでもない。

クルマのエアコンは基本的にオート・25度で設定。アイドリングストップ機能が作動しない等の特別な事情を除いては、燃費に有利なECOモード等は用いずノーマルモードで走行する。これらの条件のもと、車載燃費計の表示と距離計(トリップメーター)を基に燃費数値を算出した。

郊外路は信号も少なく渋滞もない区間で、ゆるやかなカーブと起伏がある(約30km), 市街地はところにより渋滞もあり、信号での停止・発進を繰り返す平均速度の低い区間(約60km)
郊外路は信号も少なく渋滞もない区間で、ゆるやかなカーブと起伏がある(約30km), 市街地はところにより渋滞もあり、信号での停止・発進を繰り返す平均速度の低い区間(約60km)

[まとめ:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル/撮影:和田 清志・茂呂 幸正・Honda・TOYOTA・MOTA編集部]