近代戦史上最多の集団捕虜脱走事件の真相に迫る ドキュメンタリー映画「カウラは忘れない」予告編

近代戦史上最多の集団捕虜脱走と言われる”カウラ事件”の真相に迫るドキュメンタリー映画「カウラは忘れない」が、8月7日より全国で順次劇場公開されることが決まり、予告編が公開された。

公開された予告編では、カウラ事件の生存者たちが事件について語る姿や、事件で亡くなったかつての戦友の墓参りをする姿が映し出されたる。また、カウラ事件を舞台化した「カウラの班長会議」を手がけた坂手洋二が、事件について語る様子なども収められている。

「カウラは忘れない」は、太平洋戦争中の1944年8月に、オーストラリアの田舎町カウラにあった捕虜収容所で起こった、近代戦史上最大といわれる捕虜脱走事件(カウラ事件)を追ったドキュメンタリー映画。「死」を目的とした脱走に、生への執着が芽生えていた捕虜たちの気持ちと「捕虜を恥」とする教義に揺れる中、脱走の決行の是非は全員の投票によって決められる。監督は、泰緬鉄道における旧日本軍の贖罪と和解に生涯をささげた永瀬隆を20年にわたって取材し続け、ドキュメンタリー映画「クワイ河に虹をかけた男」を手掛けた満田康弘が務めている。

【作品情報】
カウラは忘れない
2021年8月7日(土)ポレポレ東中野、東京都写真美術館ホール、他全国順次公開
2021年7月2日(金)~岡山:シネマ・クレール、7月9日(金)~香川:ソレイユ・2先行公開
配給:太秦
©瀬戸内海放送

© 合同会社シングルライン