巨人の3年目右腕・戸郷翔征投手(21)が、19日の阪神戦(甲子園)に先発し、7回123球を投げ6安打9奪三振2失点の好投。チームも5―2で勝利し、リーグトップの7勝目(3敗)をマークした。
チームの勝利に、ベンチで右腕が笑顔を見せた。1点を先制した直後、同点とされたが、以降は粘りの投球で追加点を許さず。3―1と2点リードの6回には怪物ルーキー・佐藤輝に17号ソロを浴びたが踏ん張った。
7勝でリーグトップとなった若武者に、原監督は「立ち上がりはね、ちょっと不安定感はあったんですけれども、しっかり修正をしてね、ゲームをしっかり支配し、つくってくれました」とたたえたが、一方で「でもまだまだ『途上』だから。『戸郷』じゃないから」とニヤリ。ハッパをかけるのはも忘れなかった。
雨で開始が18分遅れるなど不安定なコンディションのなか、粘投を見せた右腕は、お立ち台で「こんな雨にも関わらず、いいマウンドをつくっていただいたので、その中でいい結果が出て僕自身はとても良かったなと思います」と、グラウンドを整備する「阪神園芸」へ感謝の言葉を述べた。
さらに3本塁打の援護には「毎回、坂本さんはじめいろんな野手の方に助けてもらって僕も投げられてこうやって勝ちがついているので。とても感謝して次にしっかりとつなげられるように頑張りたいと思います」と感謝しきりだった。