神奈川・新江ノ島水族館で人気のギヤマンクラゲ、実は新種だった

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新種であることが分かったギヤマンクラゲ(新江ノ島水族館提供)

 新江ノ島水族館(藤沢市片瀬海岸)は19日までに、ガラス細工のような美しさで知られる「ギヤマンクラゲ」が新種のクラゲだったと発表した。学術雑誌「Zoological Science」に研究成果をオンライン公開した。

 ギヤマンクラゲは1925年に日本で初めて出現が記録され、同館が世界初の繁殖に成功。現在は国内各地の水族館で展示されている。これまで北米地域に生息する「Tima formosa(ティマ・フォルモサ)」と同種とされていた。

 しかし、同館と鶴岡市立加茂水族館(山形県鶴岡市)をはじめとした国際的な共同研究を実施した結果、遺伝子解析や詳細な形態観察から新種のクラゲであることが分かった。

 名前の由来になったギヤマンはオランダ語で「ガラスのように透明」という意味を持つ。傘は半球状で、触手は50本以上あり、新江ノ島水族館で展示されているクラゲの中で特に人気が高いという。

 同館は「日本でも約百年前から知られていたクラゲだが、研究が不十分で根本的な間違えが起きたのかもしれない」と説明。今後、各地に出現するギヤマンクラゲを調べ、詳しい生態を解明していく考えだ。