2021年F1第7戦フランスGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。レッドブル・ホンダのセルジオ・ペレスは4番手、アルファタウリ・ホンダのピエール・ガスリーは9番手、角田裕毅は17番手となっている。
気温25度、路面温度36度というドライコンディションで現地時間12時にセッションがスタートした。開始直後は誰もコースに出ず、ようやく10分を過ぎたところでハースの2台がソフトタイヤを履いてコースイン。その後全車がソフトタイヤを履いてコースへ出て行くなか、アストンマーティン勢だけは唯一ハードタイヤを装着していた。
まずはペレスが1分33秒775というトップタイムを記録。母国レースを迎えたエステバン・オコン（アルピーヌ）が1分33秒707でトップタイムを塗り替えるも、今度は僚友フェルナンド・アロンソが0.5秒上回った。
その後各車がタイムを計測し、ルイス・ハミルトン（メルセデス）が1分33秒167でトップに立つ。チームメイトのバルテリ・ボッタスがわずかにハミルトンを上回るが、その直後にフェルスタッペンが1分32秒337でトップに立った。この時点で角田は1分33秒908と15番手タイムを記録している。角田は再度タイムを計測したが、ターン6でのトラックリミット違反によりタイムを抹消された。
セッション折り返しを過ぎると、今度はボッタスが1分32秒309を記録し全体トップに。フェルスタッペンはボッタスを上回るタイムをマークしたが、こちらもトラックリミット違反で抹消となった。残り20分を切ると各車新品ソフトを投入し、ボッタスが1分32秒047とさらにトップタイムを更新。フェラーリのカルロス・サインツがボッタスと0.1秒差の2番手につける。
同じく新品ソフトのフェルスタッペンが1分31秒300でトップに立ったが、その後フェルスタッペンは残り時間を5分以上残して早々に走行を切り上げ、そのままトップでセッションを終えた。ボッタスが2番手、サインツが3番手というトップ3は変わらず、4番手以下ペレス、ハミルトン、ランド・ノリス（マクラーレン）、アロンソ、オコン、ガスリー、ダニエル・リカルド（マクラーレン）というトップ10となっている。角田は終盤にもトラックリミット違反でタイムを抹消されており、17番手でFP3を終えた。
■2021年F1第7戦フランスGPフリー走行3回目 リザルト
Pos. No. Driver Team Time Laps
1 33 M.フェルスタッペン レッドブル・ホンダ 1’31.300 11
2 77 V.ボッタス メルセデス 1’32.047 14
3 55 C.サインツJr. フェラーリ 1’32.195 17
4 11 S.ペレス レッドブル・ホンダ 1’32.238 15
5 44 L.ハミルトン メルセデス 1’32.266 15
6 4 L.ノリス マクラーレン 1’32.336 14
7 14 F.アロンソ アルピーヌ 1’32.624 15
8 31 E.オコン アルピーヌ 1’32.681 16
9 10 P.ガスリー アルファタウリ・ホンダ 1’32.707 16
10 3 D.リカルド マクラーレン 1’32.759 14
11 16 C.ルクレール フェラーリ 1’32.820 15
12 99 A.ジョビナッツィ アルファロメオ 1’33.017 17
13 18 L.ストロール アストンマーティン 1’33.051 15
14 5 S.ベッテル アストンマーティン 1’33.200 18
15 7 K.ライコネン アルファロメオ 1’33.328 16
16 63 G.ラッセル ウイリアムズ 1’33.364 16
17 22 角田裕毅 アルファタウリ・ホンダ 1’33.424 17
18 6 N.ラティフィ ウイリアムズ 1’33.584 16
19 47 M.シューマッハー ハース 1’34.143 14
20 9 N.マゼピン ハース 1’34.642 13
