相模線ワンマン化や205系のゆくえ、新製E131系と違う動力組成や編成数

E131系4両編成がことし2021年秋から走り出す相模線 茅ケ崎~橋本 33.3km。

相模川でとれる砂利を輸送するため相模鉄道が大正時代にレールを敷いた相模線に、新型車両が入るということで、いままた注目を集めている。

今回の新型車両投入の前に、同様に注目されたのが1991年。気動車が走っていた相模線が電化し、そこへ新型車両205系が営業運転についたとき。

ちょうど30年前に相模線で走り出した205系は、山手線や埼京線で走っていた205系の顔とはまったく違う、左右非対称ルックで登場。

4両編成で先頭車がモータなし車(T)、中間車2両がモータつき車(M)で、T-M-M-T(2M2T)でつないだ。

今回の新型E131系は、国府津車両センター所属205系4両編成と同じく4両編成の2M2Tを組むなか、TとMのつなぐ順が違うか。

ひと足早く営業運転についた幕張車両センター所属の房総エリア用E131系は、2両編成を基本とし、片方をモータつき車(M)、もう片方をモータなし車(T)で組む。

また、モータつき車1両に駆動機器や制御装置をおく1M方式で、もう片方のモータなし車(T)に補助電源装置やドア開閉などに用いるコンプレッサなどを搭載するのも特徴的。

相模線用E131系4両編成もこの基本設計をベースとするならば、JR東日本編成イメージ画像↓↓↓からみると、M-T-M-T という順でつなぐか。

房総エリア用E131系は、パンタグラフ搭載車がモータつき車(M)。イメージ画像↓↓↓のパンタグラフ位置からみると、そんな予想をしてしまう。

そのほか、車両イメージ画像にある貫通扉は開閉装置を省略したかたちで出るか、房総エリアむけワンマン対応機器搭載モデルをそのまま活かし、相模線でもいずれワンマン化するか……といった想像も。

また、新型車両E131系は12本つくるのに対し、既存の205系は13本いる。さらに気になるのは、相模線205系4両編成のゆくえ。どこかへ譲渡されるか、そのまま廃車へとむかうか―――。

◆相模線にE131系投入、2021年秋頃から営業運転開始 房総・鹿島エリアの車両とはどこが違う?
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◆宇都宮線・日光線に「E131系」2022年春頃から営業運転開始
https://tetsudo-ch.com/11541878.html
◆千葉ローカル線むけ新型車両E131系のトイレは新幹線や四季島 瑞風にも採用されたメーカーの製品だった
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◆鉄道チャンネル 205系 特集
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