「自分を残念に思っている」 立花孝志氏 コロナで入院して気付かされたこと

無事、退院することになった立花氏

新型コロナウイルスに感染し、入院中の「古い政党から国民を守る党」の立花孝志党首(53)が21日に退院の見通しとなった。退院直前の立花氏が電話インタビューに対応。「コロナはただの風邪」発言で大炎上したが、実際にかかってみて心境の変化はあったのか――。

――今月8日にコロナ陽性が判明し、自宅療養も11日に入院した

立花氏 すっかり元気になって、病室内を毎日歩いて、リハビリしている。退院日は大好きなゴルフに行って、外の空気を吸いたい。その翌日からは通常通り、業務に戻ります。

――入院時は相当悪化しているように見えた

立花氏 入院前はこれといった薬はないと聞いていたが、入院してからステロイドと認可されたばかりの新薬で点滴治療してもらった。副作用で血糖値が上がるからコントロールが大変なので、入院していないと受けられなかった治療だったそうです。

――「コロナはただの風邪」発言で炎上も入院中は医療関係者への感謝の言葉もあった

立花氏 炎上とか全く気にしていないが、今でも「コロナは風邪」は変わっていない。昨年、インフルエンザにかかったが、つらさは比べ物にならない。風邪の考え方は人それぞれで違うし、ひいた場合も基礎的な体力次第で悪化する。高齢者は持病があるからコロナとひっついたら大変だから慎重にしてほしいが、若い子たちはほとんど重篤化しない。ワクチンは打った方がいいと思うが、自分は、おじいちゃんだからしんどかったというだけ。

――まだ53歳

立花氏 いやもう年です。コロナに感染する恐怖は全くなかったし、感染が判明した後も死ぬことはないと思っていただけに自力で治せないレベルまで体力が落ちて、入院しなくてはいけなかった自分を残念に思っている。ただ、改めてコロナを過度に恐れ、経済を止めるのはやり過ぎだと思う。じじいだけど若者の声は、これからも代弁していく。

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