【MLB】大谷翔平なら150m超の一発も「不可能ではない」 球宴HR競争出場に米メディアが期待

エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

ESPN「彼のパワーは別次元にまで上昇している」

エンゼルスの大谷翔平投手が18日(日本時間19日)、オールスターのホームランダービーに出場することを表明した。自身のインスタグラムを更新し、オールスター前日の7月12日(同13日)に行われる祭典へ参加する意向を示した。日本人のホームランダービー出場は初の快挙。また、投手の出場は史上初めての偉業となる。

これを受けて、米メディアも反応。米スポーツ局「ESPN」は「ロサンゼルス・エンゼルスのショウヘイ・オオタニがホームランダービーに参加すると明言した最初の日本人選手となる」として詳報。今季は1打席あたりのバレル率1位、本塁打の平均飛距離5位、平均打球速度5位であることに言及し、「2018年にメジャーの舞台に登場してから、オオタニは雄大な打撃練習で選手たちの度肝を抜いている。そして今年、彼のパワーは別次元にまで上昇している」と指摘した。

「ショウヘイ・オオタニがクアーズ・フィールドで行われる2021年ホームランダービーに参戦する」と伝えた米ヤフースポーツは「エンゼルスのスーパースターであるショウヘイ・オオタニは何でもできる」と説明。投打の成績を紹介し、「ア・リーグMVP候補の一人」と見なされていることに言及した。

さらに「野球ファンにとって素晴らしいニュース。オオタニは今季、球界屈指の重要なニュースとなっている。ついに二刀流の才能を披露できるほどの健康状態を保ち、球界屈指の若手プレーヤーとなっている」と評価する。

また、大谷がMLB挑戦を決めた際は投手としての実力をより買われていたが「3シーズンで打者として飛躍的に成長した」とも。球界指折りのパワーで、「今季は信じられない本塁打を放ちそのパワーを披露している」と報じた。

今年のオールスターが行われるクアーズフィールドは標高約1600メートルの高地に位置。気圧が低いことから打球が飛びやすいことで知られる。通常の高度に位置する球場で470フィート(約143メートル)の本塁打を放つ感覚で打撃練習のボールを打つことができれば「500フィート(約152メートル)の本塁打も不可能ではないようだ」と期待している。

米スポーツ専門メディア「ジ・アスレチック」のドジャース番記者であるファビアン・アルダヤ氏は自身のツイッターに「ショウヘイ・オオタニがホームランダービーで優勝するかはわからない。しかし、クアーズで一番大きな一発をかっ飛ばすことも十分あり得る」と綴って強い期待を示した。(Full-Count編集部)

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