平和教育「未来創造型」を ナガサキ・ユース代表団が提案

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平和教育などについてオンラインで意見を発表するメンバーら

 最新の核情勢を学び、国内外で平和活動に取り組む「ナガサキ・ユース代表団」の9期生は19日、オンラインでイベントを開いた。メンバーは、被爆から75年以上が経過し被爆者の高齢化が進む中、平和教育の重要性を指摘。子どもたちが将来について期待感を持って考える「未来創造型」の平和教育を提案した。
 9期生は、長崎大生や長崎外語大生などの男女9人で構成。これまで被爆者らを招いた勉強会や県内の小中学校への出前講座などに取り組んできた。
 イベントでは、被爆体験などを次世代に継承していくためには、平和教育に抱かれる「怖いイメージ」を変えなければ、子どもたちに「戦争や原爆を知る意欲が出ない」と指摘。小中学生の好奇心や疑問を育てることが重要とし、平和学習でクイズを出題して、子どもたちが主体的に考えながら未来を想像したり、広島・長崎両被爆地の資料館を比較しながら見学できる仕組みといった新たなアイデアも提案した。
 長崎大多文化社会学部3年の山口稔由さん(21)は「過去に思いをはせるだけではなく、未来を考えて行動するきっかけをつくることが重要」と話した。イベントは、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」と、動画投稿サイト「ユーチューブ」で生配信し、計約40人が参加・視聴した。