20年サトウキビ収穫4年ぶりに80万トン超す 台風や病害虫の被害少なく

 沖縄総合事務局は18日、2020年産の県産サトウキビ収穫量と収穫面積を発表した。収穫量は、前年比20.4%増の81万3900トンで4年ぶりに80万トンを上回った。収穫面積は同0.8%減の1万2800ヘクタールで、3年連続で減少した。

 10アール当たりの収穫量は、同21.4%増の6360キロだった。育成期の夏から秋にかけて台風がほとんどなかったことや、病害虫の被害が少なかったことから生育状況が良かった。

 栽培方法別の収穫量は、サトウキビの茎を夏に植え付け、翌年の秋から翌々年の春にかけて収穫する「夏植え」が27万800トン。春に茎を植えて、その年の秋から翌年の春にかけて収穫する「春植え」が7万4千トン。前年収穫したサトウキビの株から発芽したものを収穫する「株出し」は46万9100トンだった。

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