党首討論、内閣不信任案、そして国会が閉会。激動の1週間に国会議員がTwitterでよく使った言葉まとめ(6月9日~6月16日)

選挙ドットコムでは国会議員の全てのツイートを収集・分析していますが、6月9日から6月16日までの一週間でどのようなことを国会議員はつぶやいていたのでしょうか。

この一週間、国会では、
・9日に党首討論の実施
・15日に野党4党が共同で内閣不信任案を提出、しかし反対多数で否決
・16日に国会が閉会
と、さまざまなことがありましたね。

この一週間の国会議員の全ツイートをテキストマイニングツールを用いて分析してみました。

国会議員全体のツイート

国会議員全体のツイートを見てみると「内閣」「不信任」「提出」「決議」といった単語群があります。内閣不信任案の提出に関連したツイートが多かったようです。

また、「国会」「閉会」という単語群もあり、内閣不信任案が否決され、国会が閉会されたことに関してのツイートも多かったと思われます。

「ワクチン」「接種」「コロナ」の単語群もあります。自治体でのワクチン接種や、大規模接種会場での接種など、ワクチン接種の状況は日々変化していることから、ツイートをする国会議員が多かったと予想されます。

与党の国会議員のツイート

次に与党(自民党・公明党)の国会議員のツイートを見てみましょう。
与党のツイートにも、国会議員全体のツイートと共通して「ワクチン」「接種」「コロナ」といった単語群が見受けられ、ワクチン接種に関するツイートが多かったようです。

また、「法案」「重要」「成立」といった単語の群もあります。土地利用規制法が16日未明の参院本会議で可決、成立したことに関連するツイートだと見られれます。

与党の単語群全体を見ると、土地利用規制法の関連と思われる単語群が大きい印象です。

国会議員全体にも、野党になく、与党のみに表示されている単語では、「医療」「支援」があります。これは「全国医療ケア児支援法」が可決されたことによるものだと思われます。

野党の国会議員のツイート

次に野党の国会議員のツイートを見てみましょう。

野党のツイートにも、国会議員の全体のツイートと共通して「内閣」「不信任」「提出」「決議」といった単語群があり、内閣不信任案についての関心が高かったことがうかがえます。

また、野党には「コロナ」「対策」「五輪」「開催」といった単語群もありました。新型コロナウイルスの感染対策と東京オリンピックの開催を紐付けたツイートもあったようです。

国会議員全体にも、与党にもなく、野党のみに表示されている単語が「大臣」「答弁」です。これは各大臣の答弁を聞き、野党の国会議員が自身の考えをツイートしたのではないかと予想されます。

調査概要

対象:衆議院議員・参議院議員のうち、選挙ドットコムが把握しているTwitterアカウント保有する議員のツイート

期間:2021年6月9日~16日の1週間

方法:KH Coderを利用して全国会議員・与党議員(自民党、公明党の議員)・野党議員(自民党、公明党、無所属以外の議員)のツイートデータを分析し共起ネットワークを生成

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