【鉄板徹底レビュー】1~2人のBBQに超おすすめ!ユニフレーム『ユニ鉄』は波型とフラット型を兼ね備えたハイブリット鉄板

国産アウトドアメーカーの『ユニフレーム』から発売されている鉄板『ユニ鉄』。ユニフレームのこだわりが詰まったこのユニ鉄は、1~2人(ソロ、デュオ)のBBQには最適な鉄板です。この記事では、実際の使用感や特徴を掘り下げながら、ユニ鉄の魅力をお伝えします!

ユニフレームの「ユニ鉄」は波型とフラットを兼ね備えたハイブリットな鉄板!

ここ数年、キャンプシーンで脚光を浴びている『鉄板』

様々なメーカーから鉄板が発売されており、鉄板はテント・タープのようにもはやキャンプギアのカテゴリの一種と言っても過言ではありません。

筆者撮影

国産アウトドアメーカーのユニフレームから発売されている鉄板、その名も『ユニ鉄』

ユニ鉄は他社の鉄板にはない特徴を備えており、使えば使うほど魅力がわかる鉄板です。

この記事では実際の使用感やユニ鉄の特徴を踏まえながら、みなさまに魅力をお届けします。

先に結論から言うと、ユニ鉄は1~2人でよくBBQをする方なら買って損はないキャンプギアですよ!

ユニフレーム「ユニ鉄」の商品仕様や販売価格は?

国産アウトドアメーカーとして抜群の信頼感を得ている「ユニフレーム」

筆者撮影「ユニフレーム UFコーヒーミル」毎日使っても壊れる気配がありません

ユニフレームの製品といえば「作りが堅牢かつ、一生使える」ものが多く、もちろん今回紹介するユニ鉄もその例には漏れません。

まずはレビューを行う前に、ユニ鉄の商品仕様や販売価格を紹介します。

ユニ鉄はMade in Japan!

筆者撮影

サイズ:約200mm×200mm×17mm
材 質:ダクタイル鋳鉄(FCD)
重 量:約1.45kg
発売日:2019年4月27日
*ユニフレーム公式サイトより引用

筆者撮影

上記商品仕様に加えて、忘れてはいけないのが『Made in Japan』ということ。

ユニフレーム製の商品の多くは日本で作られており、ひとつひとつのクオリティが高いことで有名です。

また、サイズは200mm×200mmとなっており、一般的な鉄板と比べると少し大きめです。

筆者撮影「テンマクデザイン 男前グリルプレード(上)」と「ユニフレーム ユニ鉄(下)」

同じく鉄板として有名な「テンマクデザイン 男前グリルプレート」と重ねてみると上の写真のようになりました。

比べてみることで、よりユニ鉄の大きさが分かりますね。

「男前グリルプレート」の定価は税込2,178円ですが、人気のためネットショップでは値段が高騰しているようですね。

大判サイズの鉄板なのに価格は税込3,900円と控えめ

ユニフレーム公式サイトより(2021年5月時点の情報です)画像参照:https://www.uniflame.co.jp/

気になるユニ鉄の価格は税込3,900円200mm×200mmという大判のサイズでありながら、この価格は安い印象を受けます。

そもそも、ユニフレームの製品って全体的にコストパフォーマンスが高いですよね。

また、ユニ鉄には持ち手が付属していません。

同社から発売されている「ウェ〜ブ 焼網ハンドル」を持ち手として使用することもできます。

ハンドルの値段は税込990円なので、ユニ鉄と合わせても税込4,890円です。ふたつ合わせても5,000円未満なのは、かなりお財布に優しい!

ユニ鉄は鋳鉄製のため、初めて使用する前にはシーズニングが必要

ユニ鉄の素材はダグタイル鋳鉄、簡単にいえばより強度の良い鋳鉄製です。

そして、鋳鉄製の道具を初めて使用する前には必ずシーズニングをする必要があります。

筆者撮影

ユニ鉄の外箱の裏面には「初めて使用する際には、食器用洗剤等でよく洗い、食用油を表面・裏面に塗ってからご使用ください。」と記載があります。

結論から言うと、この作業だけでは鉄板特有の匂いが取れなかったので、筆者はもうひと手間加えています。それらも合わせて作業内容を紹介します。

ユニ鉄のシーズニング方法

まずは食器用洗剤でよく洗います。1回だけでなく2〜3回は洗ってゆすぐという作業を繰り返しましょう。

筆者撮影

ゆすぐときは表面に洗剤が残らないように、しっかりとゆすいでください。

次にユニ鉄に水を張り沸騰させます。すぐに水が蒸発してしまうので、何度か水を継ぎ足しましょう。

筆者撮影

この作業を行うことで、鉄板特有の匂いが少しは緩和されるような気がします。あくまで筆者の主観です。

*熱々のユニ鉄に冷たい水を注ぐと変形や破損の原因となるので、水を入れてから加熱するなど対策をしてください。

その後、ユニ鉄の水分をしっかりと乾かします。

筆者撮影

水分が飛んだらユニ鉄の両面に油を塗り広げます。油を染み込ませたキッチンペーパーを使うと作業がしやすくおすすめです。*火傷には十分気をつけてください

筆者撮影

最後に食用油を多めにいれ、くず野菜を炒めます。できれば、香りの強い野菜を使用するのがおすすめです。

筆者撮影この時はネギの青い部分を使用しました。

これでシーズニング作業は完了となります。

ご覧いただいたとおり、シーズニング作業は手間がかかります。そして、悲しいことに避けては通れぬ道。

ただ、長く使い続けるには必ず必要な作業なので、我が子を可愛がる気持ちでやっていきましょう!

【実践】ユニ鉄で実際にBBQをしてみよう!

なにより気になるのはユニ鉄の使用感。

ユニ鉄の使用感や使い勝手を検証するにはBBQをしてみるのが一番!

ということで実際にBBQをしてきました。

ユニ鉄を使って“ガス火”でBBQ

筆者撮影

まずは食材を焼く前に、まずはユニ鉄をしっかりと熱してください。筆者的にこれは大切なポイント。

ユニ鉄自体の温度をしっかりあげておくことで、食材に均一に火を通すことができます。

では、ユニ鉄が温まったらいざBBQの開始!筆者の大好きなアウトドアスパイスも揃えてきたので準備万端です。

熱源をガスにする際は、分離式バーナーかカセットコンロを使用するようにしてください。

*一体式バーナーは輻射熱で燃料が爆発する可能性があるので危険です。

筆者撮影

ユニ鉄のサイズは200mm×200mmと大判。そのため上の写真のように、お肉だけでなく海鮮や野菜も同時に焼くことができます。

筆者撮影

ユニ鉄には波型のエリアがあるので、お肉にはしっかりとバーンストライプがつきました!

また波型構造のおかげで余分な油が溝に落ちヘルシーに焼き上がるのは嬉しいですね。

ちなみに、BBQを行っていると食材の脂が底にたまります。脂が溜まりすぎると服に跳ねたりするので、キッチンペーパーなどで適度に拭き取りましょう。

筆者撮影

また、ユニ鉄には波型とフラットのエリアがあるため、波型鉄板では作りにくい料理も作ることができます。

筆者撮影

筆者はフラットのエリアを利用して、エリンギーのバター醤油炒めを作りました。フラットなエリアがあるからこそ成せるワザですね!

ちなみに今回はユニ鉄を使って2人でBBQを行いました。

筆者撮影

正直なところ「2人でユニ鉄を使用するのは厳しいかな〜、サイズ足りないかな〜」と思っていたのですが、全くそんなことはなかったです。

むしろ、いいペースで食材を焼くことができたので「1〜2人のBBQだったら、これからはユニ鉄を使おう!」と思えるぐらいでしたよ。

今回はガス火でBBQをしましたが、ユニ鉄は鋳鉄製のため熱源を選びません。熱源を選ばないギアというのは、キャンプにおいてとても助かりますね。

ユニ鉄のお手入れ方法

ユニ鉄は鋳鉄製のため、使用後はお手入れをしてあげないと錆びてしまいます。

筆者撮影

上の写真はひととおり、BBQした後のユニ鉄です。お肉の脂などで結構汚れてしまいました。

簡単ではありますが、筆者が行っているお手入れを紹介します。

1. たわしなどでユニ鉄の汚れをしっかりと落とす。(*この際に、洗剤は使わずお湯で洗い流してください。

筆者撮影

2. 汚れが取れたら、火にかけて表面についた水分をしっかり蒸発させる。

筆者撮影

3. 食用油を表面に塗り込む。やけどしないように注意してくださいね。もちろん、裏側も忘れずに食用油を塗り込むようにしましょう。

筆者撮影

多少めんどくさいですが、この作業を怠ると錆びの原因になってしまいます。使用したら必ず忘れずに行いましょうね。

ユニフレーム「ユニ鉄」の良かった点

波型とフラットを兼ね備えているユニークな鉄板「ユニ鉄」。

正直なところ、使用する前は「波型とフラット両方いる?」と半信半疑でしたが、使ってみると考えは一変しました。

それ以外にも、使ったからこそわかったユニ鉄の良い点を紹介していきます。

200mm×200mmのサイズは1〜2人でのBBQに最適

ユニ鉄のサイズは200mm×200mm。他社から発売されている鉄板とのサイズを比べると大きめ。

筆者撮影

この大きめのサイズのおかげで、同時に色々な食材を焼くことができます。

筆者はユニ鉄のほかにも「テンマクデザイン 男前グリルプレート」も持っていますが、1人BBQならまだしも、2人でのBBQだとどうしても手狭感は否めませんでした。

ユニ鉄なら2人でのBBQでも全く問題ないサイズ感なので、デュオキャンプをよく行う方には特におすすめのギアです。もちろん、1人での使用でもバッチリ活躍してくれますよ。

お肉がふっくらと焼き上がる

ユニ鉄でお肉を焼くと驚くぐらいにふっくらと焼き上がります。

ユニ鉄は食材に対して均一にじっくりと火を通すことができるので、美味しく焼き上げられるのでしょう。

筆者撮影

ちなみに、焼き上がったお肉にスパイスをかけて、生ピーマンと一緒に頂くのが筆者のお気に入りスタイル!お肉の旨味とピーマンの苦味が絶妙にマッチして最高なんですよね〜。

まだこの食べ方をやったことがない人は試してみてください。虜になること間違いなしですよ!

フラットなエリアがあることで、調理の幅が広がる

ユニ鉄の最大の特徴といえば「一枚の鉄板に波型とフラットな部分がある」ということ。

つまり、波型鉄板・フラット鉄板のそれぞれのメリットを兼ね備えています。

筆者撮影

特にフラットな部分では波型では難しい「炒める」という工程が可能となります。

例えば上の写真のような「ホタテのバター醤油焼き」も、フラットな部分があるからこそできた調理。

筆者撮影ちょっと汚くてすみません・・・

他にも目玉焼きを焼いたり、ガーリックライスを作ったりと活用方法は無限大です。

フチの立ち上がりが高く、食材の油が垂れることがない

筆者撮影

ユニ鉄のフチは立ち上がっているため、食材の油が垂れることがありません。

筆者撮影

高さを調べてみると約14mmもありました。

他社の鉄板でも立ち上がりがあるものはありますが、ユニ鉄ほどフチが高い鉄板はなかなかみません。

油がテーブルとかに垂れてしまうとお掃除が結構大変ですが、ユニ鉄ならその心配がいらないのはありがたいですね。

ユニフレーム『ユニ鉄』のちょっと気になった点

先に述べたようにユニ鉄の使い勝手は良く、キャンプギアとしての性能も申し分ありません。

しかしながら、ちょ〜っとだけ気になるところも。ここからは筆者が実際に使用してみて気づいた気になる点を紹介します。

ハンドルと収納袋が付属していない

筆者撮影

ユニ鉄は上の写真のように販売されています。つまり、鉄板単体のみで販売されており、ハンドルや収納袋などは付属していません。

もちろん鉄板を使用するには持ち手が不可欠なので準備する必要があります。

筆者撮影

ユニ鉄には持ち手を引っ掛ける穴が空いています。もちろん、同社から販売されている「ウェ〜ブ 焼網ハンドル」を使うのがおすすめ。

筆者撮影

ちなみに筆者は「テンマクデザイン 男前グリルプレート」のハンドルを流用しています。

特に使用感に問題はないので、しばらく持ち手はこれでいこうかと思っています。

筆者撮影

また、収納袋も付属しておらず自分で用意する必要があるため、筆者は百均で売っている袋にしまっています。

ユニフレームから2021年期中にユニ鉄専用ケースが販売されるみたいです。これは発売されたら買わないと!

片手で持つにはかなり重たい

筆者撮影

ユニ鉄は単体で約1.4kgの重さです。

かなり重たいので片手で持つにはなかなかに大変です。持ってみるとわかりますが、手がぷるぷるします(笑)

徒歩キャンプや登山で使用するには少し辛い重量感かもしれません。

裏側の突起の数が少ない

筆者撮影

ユニ鉄の裏面には12個の突起があります。この突起は滑り止めの役割をしており、五徳から滑り落ちるのを防いでくれます。

突起があるのはとても助かるのですが「もう少し個数が多い方が良いのでは?」と思うこともしばしば。これだけ間隔が広いと、使用中にズレる心配もありますからね。

筆者撮影「テンマクデザイン 男前グリルプレート(左)」と「ユニフレーム ユニ鉄(右)」

こちらは男前グリルプレートとユニ鉄の裏面を比較した写真です。

男前グリルプレートはユニ鉄に比べ突起の数が多く、突起の直径も大きいです。

ユニ鉄も裏に突起これぐらいあるとズレる心配をしなくて済みなんですがねぇ〜。

【結論】ソロBBQや2人BBQをするなら「ユニ鉄」は最適の鉄板!

筆者撮影

この記事を通して、ユニ鉄の魅力や良かった点・気になった点をご紹介しました。

実際に使ってみて思うことは、“1人〜2人でのBBQをよくする人には超オススメのアイテム”ということ。

カセットコンロや分離式バーナーがあればお手軽にBBQを始められますし、なによりお肉を美味しく焼ける!おうちの庭とかでBBQやるのもいいかもですね〜。

鉄板の購入を考えている方は、このユニ鉄を購入候補に加えてみてはいかがでしょう?一生使い続けられるキャンプギアになってくれると思いますよ!

最後まで記事を読んでいただき、ありがとうございました!

ほかにもキャンプ向けの鉄板もありますよ!

筆者が愛用している「ユニフレーム ユニ鉄」以外にも、キャンプ向けの鉄板はたくさん販売されています!

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