富永さん追悼で21日から記帳所 高梁・吉備川上漫画美術館

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旧川上町時代に地元郵便局の一日局長を務める富永一朗さん=2001年9月

 吉備川上ふれあい漫画美術館(高梁市川上町地頭)は、5月5日に96歳で死去した名誉市民で名誉館長でもある漫画家富永一朗さん=京都市出身=を追悼するため、記帳所を21日から設置する。7月20日まで。

 同美術館の受け付け正面にあり、川上町をテーマに富永さんが原画を描いた壁画「山里の春」の前に記帳台を置く。受け付けは午前9時~午後4時半。金曜日は休館。記帳のみの入館は無料。

 富永さんは同美術館の前身で1989年にオープンしたふれあい漫画館の記念講演に旧川上町から招かれたのが縁で、町を挙げて進める漫画のまちづくりに協力。92年に名誉町民(合併後は名誉市民)、94年に開館した同美術館の名誉館長に就いた。館内には富永さんが手掛けた色鉛筆による一こま漫画の原画約40点が並ぶ「富永一朗漫画廊」がある。

 新型コロナウイルスの緊急事態宣言で6月20日まで臨時休館しており、再開まで記帳所設置を見送っていた。渡辺浩美館長は「漫画を通じて川上町のPRに大きく貢献してくれた。漫画廊にも足を運んで改めて功績に触れてほしい」と話している。問い合わせは同美術館(0866ー48ー3664)。