J1川崎・田中が独2部に移籍へ ACL帯同せず

ドイツ2部リーグのデュッセルドルフ移籍が濃厚になったJ1川崎の田中=5月、等々力

 J1川崎の主力MFで、東京五輪世代のU─24(24歳以下)日本代表の田中碧(22)がドイツ2部リーグのデュッセルドルフから獲得オファーを受け、移籍に向けて交渉していることが20日、分かった。関係者によると、1年間の期限付き移籍を提示されており、今後詳細を詰める方針。

 川崎は同日、田中が海外クラブへの移籍を前提にチームを離脱したと発表。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場するため、ウズベキスタン入りしたチームには同行していないという。

 田中は小学3年から川崎の育成組織に所属し、2017年にトップチーム昇格。ボール奪取と展開力に優れるMFとして19年にベストヤングプレーヤー賞に輝き、昨シーズンはJ1のベストイレブンに初選出された。今季はリーグ戦20試合出場1得点。

 デュッセルドルフは昨季リーグ5位。過去に日本代表の原口元気(ウニオン・ベルリン)がプレーし、現在はドイツ人の父と日本人の母を持つアペルカンプ真大が所属する。

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