20日のDDT後楽園大会で、アイアンマンヘビーメタル級王座を賭けた時間差入場バトルロイヤルが行われた。
同王座は時間、闇討ち不意打ちを含めていつでもどこでもフォール、KO、ギブアップで王座が移動する過酷なベルトだが、現在は5月30日の熊本大会で前王者の赤井沙希を破った〝バカサバイバー〟こと青木真也(38)が1512代王者となっていた。
最初に入場した青木は、序盤で平田一喜を三角絞めで捕獲することに成功。13日のRIZIN東京ドーム大会でクレベル・コイケが朝倉未来を落としてメインを締め、ホベルト・サトシ・ソウザがトフィック・ムサエフからタップを奪い初代ライト級王者となった話題の技で平田を絞め落とした…が、そのままほかの選手に平田ごと押さえ込まれ3カウントで王座から転落。棚ぼたで第1513代王者となった平田がその後、王座移動の認められないオーバー・ザ・トップロープで敗れたため、V1に成功した。
すると第3試合終了後、マッド・ポーリーとそのメイクを施したアントーニオ本多、坂口征夫が平田を襲撃。それを撃退し喜ぶ平田に、後ろからポーリーメイクを施した青木がスリーパーホールドで襲い掛かり、ギブアップを奪って王座奪還に成功した。第1514代王者となった青木はその後、本紙に「ポー!」とコメントを送りつけてきたが、何が言いたかったのかは定かではない。