阪神・秋山 6回2失点の好投も7勝目ならず〝痛恨の1球〟で松原に2ラン被弾「悔しい」

6回2失点と好投した秋山

G戦初勝利ならず――。20日の巨人戦(甲子園)で今季6勝の秋山拓巳投手(30)は先発マウンドに立ち、6回4安打2失点。試合を作ったものの6回に痛恨の1球で先制2ランを被弾し、7勝目の白星はつかめなかった。

この試合前まで今季の巨人戦登板は2戦2敗。〝3度目の正直〟を目指し、立ち上がりから巨人打線につけ入る隙を与えず3回までパーフェクト投球。さらに5回までも1安打無四球と好投し続け、相手の先発左腕・高橋とがっぷり四つの投手戦を展開した。

だが均衡したまま迎えた6回一死、先頭・松原に2球目の135キロ内角直球を右翼ポール際へと運ばれる先制2ランを被弾。ハーラートップ・タイに並ぶ7勝はお預けとなった。

98球を投げ、6回4安打2失点で降板となった秋山は「試合は作ることができたと思います。ただ、相手に先制点を与えてしまい、リードされている状況でマウンドを降りてしまったので悔しい」とコメント。

7回以降の終盤は味方の追撃を期待し、ベンチから声をからしていた。

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