首位・阪神 甲子園で巨人に連敗…矢野監督は打線を心配「全体的に状態が落ちてきている」

ベンチで給水する阪神・矢野監督

リーグ戦再開は負け越しスタート――。阪神は20日の巨人戦(甲子園)を1―2で落とした。

怪物新人・佐藤輝が6回に2戦連発の18号と気を吐いたが、得点はその1点のみ。打線は巨人の5人の投手陣に5安打と振るわず、試合後の矢野燿大監督(52)は「打てなかったという印象。(打線は)全体的に状態が落ちてきているというのは、しっかり受け止めていきたい」と、次カード以降の打線の復調を期待した。

リーグ戦再開初戦の18日は3回までに7点とつながっていた打線だが、その後やや沈黙しているのが気がかりな要素。カード初戦に5打点と打ちまくった助っ人・サンズが2戦目以降は無安打に封じられたほか、4番・大山も初回一死一、二塁の先制機で凡退するなど、この日は4打数無安打2三振。5番を打つルーキー・佐藤輝は今カードの3試合で2発5安打と好調だっただけに、周りを固める役者たちの奮起が待たれるところだ。

貯金19で2位と6ゲーム差と、まだまだ首位の座は揺るがない。ただ、巨人とは6勝6敗の5分に。矢野監督は「途中の結果のことなんで。(対戦成績の勝敗が)追い越したり追い越されたりすることもあると思っているので」とこれまで同様、目の前の戦いに全力を挙げていくことを強調していた。

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