大阪出身の巨人・松原がTG戦決勝弾となる聖地初アーチ「他の球場と違う」

伝統の一戦で決勝2ランを放った松原

巨人の松原聖弥外野手(26)が20日の阪神戦(甲子園)に「1番・左翼」で出場し、値千金の6号2ランを放った。

0―0で迎えた6回一死一塁、虎先発・秋山の135キロ直球にバットを一閃。右翼席に先制2ランを叩き込んだ。

グータッチで喜びを爆発させた原監督は「我々はチャンスはもうあそこの回ぐらいしかなかった。まあよく松原が…。(一塁代走の)湯浅の足を警戒させたことも、相手がちょっと嫌がったかなというところはありますが」と最敬礼。2―1で逃げ切り、巨人がカード勝ち越しとなった。

大阪出身の松原は甲子園での初アーチに「なんか嬉しいですね、他の球場と比べると」と笑顔。
仙台育英高時代は「太鼓係でした」とアルプスから声援を送ったという。

この日は「父の日」とあって松原は「ここまで育ててくれてありがとうございますと伝えたいです」と父へ感謝。ちなみに父は野球経験がないそうで「(助言は)聞かないようにしてます。野球したことないので、何言ってるのかなと(思って)」とジョークで笑わせた。切り込み隊長の〝初聖地弾〟はチームにとっても大きな一発となった。

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