「青春時代の音楽を令和の時代によみがえらせたい」 湯原昌幸と南部なおとの新ユニット・ダニーボーイズが 新曲発表ライブを開催

昭和のGS(グループサウンズ)時代から歌謡界で活躍を続けてきた湯原昌幸と、シンガーソングライターでギタリストの南部なおとのユニット、ダニーボーイズが、横浜・本牧にある伝説のライブハウス「ゴールデンカップ」で、デビュー曲『涙のサイドウォーク』の発売記念ライブを開催した。
エルダー世代に向けて、彼らの青春時代を彩った1960~70年代の洋楽テイストのポップスを提供するユニットとして結成したダニーボーイズ。キャッチコピーは「メインステージはこれからだ! ハッピーアワーミュージック、俺たちダニーボーイズ」

キャッチコピー通り、同世代にむけて“幸せな音楽の時間”を届けたいというダニーボーイズ。
ふたりで作曲し、松井五郎に作詞を依頼した『涙のサイドウォーク』は、まさに60年代のアメリカンポップスの香りをまとったミディアムテンポの楽曲。
湯原は「(ダニーボーイズの結成は)2年前に南部さんにライブをやりませんかと声をかけたのがきっかけ。いろいろやって行く中で、僕らの青春時代の音楽をよみがえらせなれなかいかという話になった。それもオリジナルで。懐かしさやせつなさも感じるけれど、それも含めて聴いていて幸せな気分になる曲ができたと思う」

一方、変わらぬ甘い歌声を聴かせてくれた南部も「1回目のライブでは我々と同世代のお客さんが多くて、ノリもよかった。青春時代がよみがえりました。湯原さんはよく“7掛け人生”って言うんですが、そうすると僕はまだ49歳。同世代の皆さんにもっともっと元気を届けたい」。さらに「湯原さんはマイナー(な曲調)が得意、僕はメジャーが得意。うまくミックスできたのがこの曲です。ジョンとポールみたいな感じ」と歌の出来に自信をのぞかせた。

この日は『涙の~』のほか、カップリングの2曲も披露。
湯原の高音がよく伸びて、気持ちよく聴かせてくれるスローナンバーの『トワイライトLOVE』、ジルバのリズムに乗って、軽快だけれど、「好きな女の子が結婚してしまう。でもそれを引き留められない自分が歯がゆいという、ちょっと切ない曲」と湯原が解説してくれた『別れのジルバ』。
2曲とも作詞・作曲は湯原が担当した。
「スローナンバーでチークダンスを、その後にジルバで思いっきり踊っていただきたいというコンセプトのCDになっています。つまり、コロナが終わったら、この曲たちでダンパ(ダンスパーティー)をやりたい。最近は親父バンドが増えていますから、どんどんコピーしていただいて、元気に歌って踊ってもらえれば」とアピール。

17歳の時、日本テレビ系の歌謡バラエティ番組『ホイホイミュージックスクール』に出演したことがきっかけで芸能界入り、今年でキャリア57年を数える湯原は、報道陣からキャッチコピーの“メインステージはこれからだ”にひっかけて、今後の目標を聞かれると、
「これからも元気で長生きがメインテーマ。元気なら何でもできるということなので健康には気を付けたい」
さらにこれまでの芸能生活を振り返ってという問いには、
「僕の人生はジェットコースターのようなもので、上がったり下がったりでしたけれど、常に音楽があった。音楽という拠り所があって、南部さんという相棒がいてライブができて、幸せな人生だと思います」

ステージにはここで、飛び入りで湯原夫人の荒木由美子が登場。湯原が「彼女との結婚は僕にとって一生の豊作」と言えば、荒木は「70代とは思えないこのキラキラの衣装で頑張っています。(この曲が売れるかどうかに)我が家の生活がかかっていますので、どうぞよろしく」と返して笑いをとっていた。

最後に湯原が「この曲は令和のポップス歌謡という位置づけ。カラオケで歌っても、そんなに難しい曲ではないと思います。シンプルに、若かりし頃にもどって歌って踊っていただけると生活の潤滑油になるんじゃないかと思います。(ダニーボーイズが)僕らの世代のフラッグシップ(象徴)になれればいいなという思いもありますから、元気で長く歌い続けていきたいと思います」と抱負を語ると、南部も「湯原さんは僕にとって兄貴のような存在で、本当に尊敬しています。これからもずっと一緒にやっていけたらいい」と意気込みをみせた。

ダニーボーイズ『涙のサイドウォーク』

発売日:2021年06月16日

品番:TKCA-91351

価格:¥1,227(税抜) ¥1,350(税込)

レーベル:(株)徳間ジャパンコミュニケーションズ

収録内容

01. 涙のサイドウォーク

02. トワイライトLOVE

03. 別れのジルバ

04. 涙のサイドウォーク (オリジナルカラオケ)

05. トワイライトLOVE (オリジナルカラオケ)

06. 別れのジルバ (オリジナルカラオケ)

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