船橋市議補選 諸派党構想で「HAGE党」は最下位に沈む

船橋市議補選のポスター掲示場

千葉・船橋市議補選(欠員1)が20日投開票され、古い政党から国民を守る党の立花孝志党首(53)が仕掛けた諸派党構想のテスト結果が出た。

立花氏の発案で、補選には政策が党名(政治団体名)となっている5人の候補が立候補。その内訳は「NHKから国民を守る党」の神谷幸太郎氏、「動物愛護推進党」の阿井健太郎氏、「HAGE党」の小島憲次氏、「不登校を考える党」の渡辺聡一氏、「議席を減らします党」のさいとうひろき氏。

ポスターには党名と政策が書かれただけで、候補者の名前も顔もわからないまま。立花氏は「諸派党構想の知名度アップとどの公約に期待が多いのかをできるだけ経費をかけずにやっています」と選挙活動も行わず、どの党名の候補に票が集まるかの実験場としていた。

結果は11人の候補者中、当選した佐藤つぐみ氏が2万27276票、諸派党関係は6位に「動物愛護推進党」の阿井氏(4399票)、7位に「議席を減らします党」のさいとう氏(3997票)、8位に「NHKから国民を守る党」の神谷氏(3360票)、10位で「不登校を考える党」の渡辺氏(1996票)で、「HAGE党」の小島氏は522票で最下位だった。

諸派党構想は全体で票を集める作戦でもあり、5人の総得票数では、約10%以上を獲得した。立花氏はツイッターで「全候補者供託金没収ラインを超えて良かった」と投稿した。

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