ナショナルズ・パーラが2019年以来2年ぶりのメジャー復帰

日本時間6月21日、ナショナルズはライン・ハーパーとルイス・ガルシアの2人をAAA級ロチェスターに降格させ、ヘラルド・パーラをアクティブ・ロースター(=メジャーの試合に出場可能な26人枠)に登録したことを発表した。パーラは昨季、日本プロ野球の巨人でプレーしており、メジャー復帰はワールドシリーズ制覇に貢献した2019年以来2年ぶりとなる。また、ロースターの枠を空けるためにベン・ブレイマーがDFAとなったことが発表されている。

現在34歳のパーラはダイヤモンドバックス時代に2度(2011年と2013年)のゴールドグラブ賞を受賞した実績を持つ外野手。2019年はジャイアンツから戦力外になったあとナショナルズに加入し、打席に入る際の登場曲として「ベイビー・シャーク」を使用してチームを盛り上げ、球団史上初のワールドシリーズ制覇を成し遂げたナショナルズの快進撃を象徴する存在となった。

昨季は1年契約で巨人に加入したが、右膝の状態が万全でなく、出場は47試合のみ。打率.267、4本塁打、13打点、出塁率.305、OPS.689と期待はずれの成績に終わり、1年限りで退団した。今年2月に古巣のナショナルズとマイナー契約を結び、メジャー復帰を目指したが、オープン戦は7試合の出場にとどまり、AAA級ロチェスターで開幕を迎えることに。今季マイナーでは21試合に出場して17三振を上回る19四球を選び、打率.222、1本塁打、12打点、出塁率.385、OPS.718をマークしている。

パーラは今季、ナショナルズがロードへの遠征に出る際にタクシー・スクワッド(=遠征時の予備登録選手)としてチームに帯同していたが、現在ホームで行われているメッツ4連戦の最終戦からメジャーのロースターに加わることになった。基本的には「4人目の外野手」として、左翼カイル・シュワーバー、中堅ビクトル・ロブレス、右翼フアン・ソトというレギュラー外野手3人のバックアップを務めることになりそうだ。

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