寄り添う親子イルカ、きゅんです 横浜・八景島シーパラダイスの水族館で人気

母イルカの「フォア」に寄り添って泳ぐ赤ちゃんイルカ=20日、八景島シーパラダイス

 横浜・八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)の水族館「ドルフィンファンタジー」でバンドウイルカの赤ちゃんが生まれ、親子で寄り添って泳ぐ姿が多くの来館客を癒やしている。

 同館によると、赤ちゃんは3日の未明に体長約130センチ、体重約26キロで誕生。母イルカの「フォア」にぴったりとくっついて泳ぐ赤ちゃんは早くも人気者で、多くの家族連れが笑顔でカメラを向けていた。

 バンドウイルカは雌と子どもで群れを構成するのが一般的といい、2年前に同館で出産した「リグ」も育児を“お手伝い”。フォアが疲れているときは、赤ちゃんがうまく呼吸できるようリグが鼻先で水面にあがるサポートをするという。

 赤ちゃんの誕生から毎週、家族3人で訪れているという女性(37)は「人間の子どもと一緒で、お母さんにずっとくっついているのがかわいい」と話し、息子(5)も「かわいい」と笑顔だった。

 飼育員の今井晴香さん(24)は「イルカ同士でひれをこすり合うのは、『ラビング』という愛情表現。親子で仲良く泳ぐ姿に、ぜひ癒やされて」と話している。問い合わせは電話045(788)8888。

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