サッカーの欧州選手権第10日(20日=日本時間21日)、すでに1次リーグ突破を決めていたA組のイタリアはウェールズを1―0で退けて3連勝とし、1位で決勝トーナメントに駒を進めた。敗れたウェールズも1勝1分け1敗の勝ち点4で2位となり、16強入りを決めた。
直近のスイス戦から先発8人を入れ替えたイタリアは序盤こそ決定機をつくれなかったが、前半39分にFKのチャンスにMFマッテオ・ペッシーナ(24=アタランタ)が右足で合わせて先制。後半10分には、圧力をかけられたウェールズDFイーサン・アンパドゥ(20=シェフィールド・ユナイテッド)が相手の足を踏む危険なプレーで一発退場となり、数的有利となったイタリアが危なげなく押し切った。
A組のもう1試合はスイスがトルコに3―1で勝って勝ち点4でウェールズと並んだが、得失点差で3位となり、決勝トーナメント進出は他組の結果に委ねられることになった。