音と心 合わせて 奴奈川の郷太鼓フェスティバル2021

地元11団体が熱演 糸魚川市

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 「奴奈川の郷太鼓フェスティバル2021」(同実行委員会、糸魚川市主催)が19日、同市一の宮1の市民会館で開かれた。新型コロナウイルス感染症の影響で出演機会が減少する中、第1部、第2部に計11団体が顔をそろえ多彩なプログラム、コロナ禍を吹き飛ばすような熱演を披露。それぞれの持ち味を生かした演奏と、団体の垣根を越えた合同演奏を繰り広げ、約450人の観客を魅了した。

フィナーレの合同演奏

 地元の太鼓グループが一堂に会する名物イベントは、糸魚川、青海、能生、名立の旧1市3町が糸西地域と称された時代に始まり、25回目の節目を迎えた。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止となり、2年ぶりの実施。2部制にするなど感染防止対策を講じ、裏方衆「影の軍団」が運営を支えた。

 第1部には「こども弁天太鼓」「名立太鼓 紅」「奴奈川琉球郷友会」「海谷太鼓、海谷子供太鼓合同」「糸魚川華囃子連合」「越後・親不知太鼓、子不知太鼓合同」、第2部には「少年名立太鼓」「翡翠太鼓」「弁天太鼓」「IMPG(糸魚川 Music Performance Group)」「名立太鼓連中」が出演した。

来海沢地滑り災害からの復興を願い演奏する「海谷太鼓、海谷子供太鼓合同」
「奴奈川琉球郷友会」の演舞「ぬちぬうゆえーさびら(命のお祝いをしましょう)」
「越後・親不知太鼓、子不知太鼓合同」小学2年生チームによる「平和太鼓」

 ステージは同市出身の太鼓アーティスト・松本悠斗さんらによるオープニング演奏で開幕。フィナーレの合同演奏では、同フェスのために作られた2曲、山田和也さん作曲の「地・音・波・駆~ジオパーク~」、松本さん作曲の「翡翠の巴を歩く」を25周年記念バージョンで披露、出演者が音と心を合わせ、太鼓を打ち鳴らした。

 孫3人の出演を客席から見守った同市南押上3の女性(70)は「皆さん、上手で素晴らしかった。糸魚川にこれだけの太鼓団体があることに感動します」と話していた。

 出演団体のうち「海谷太鼓、海谷子供太鼓合同」は、今年3月に地元の来海沢地区で発生した地滑り災害の被災者に少しでも元気を届けたいと「鼓動海谷~海谷四季~」など2曲を演奏。センターの重責を務めた柳澤埜君(西海小6年)は「少し緊張したけど、うまくできた。早く復興してほしい」と願った。