ツインズ先行逃げ切り 前田健太6回途中2失点で3勝目

【ツインズ4-2レンジャーズ】@グローブライフ・フィールド

ツインズは前日に故障者リストから復帰したばかりのバイロン・バクストンが初回に10号2ランを放って先制。3回表にも2点を追加して4点のリードを奪い、先発の前田健太が6回裏に2者連続アーチを浴びて2点を失ったものの、4対2で逃げ切った。故障者リストから復帰後2度目の先発となった前田は6回途中5安打2失点で今季3勝目(2敗、防御率4.85)をマーク。ツインズはレンジャーズ3連戦をスイープし、連勝を4に伸ばした。

前田は1回裏二死からアドリス・ガルシアの二塁打とジョーイ・ギャロの四球で1・2塁のピンチを招いたが、ニック・ソラックにスライダーを連投して3球三振でピンチを脱出。その後は危なげないピッチングを見せ、5回まで無失点に抑えた。6回裏一死からガルシアに18号ソロ、ギャロに12号ソロと2者連続アーチを浴びたところで降板となったが、6回途中84球2失点の好投。約1ヶ月半ぶりの白星を手にした。

試合後、「腕の状態がとてもよかった」と登板を振り返った前田。その証拠に、速球の平均球速は故障離脱前の89.6マイルから前回登板は90.4マイル、そして今回は91.0マイルと着実に回復しており、「球速が戻っているのはいいこと。今日は全力で投げることができた」と手応えを感じている。ツインズはこれで今季2度目の4連勝。6月に入ってからも波に乗れず、黒星が先行する戦いが続いているが、トレード期限の7月末までにどこまで巻き返すことができるだろうか。

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