佐々町長選 「実績支持された」古庄さん 組織力で勝利

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支持者から花束を受け取る古庄さん(右)=20日午後9時55分、佐々町本田原免の選挙事務所

 一騎打ちの激しい戦いの末、北松佐々町長選で勝利をつかんだのは、現職の古庄剛さん(74)。町内の選挙事務所に朗報が届くと、支持者らが詰め掛けた選挙事務所は喜びに沸き、「これまでの実績が支持された」と満面の笑みで語った。
 2009年の初当選以降、子育て支援や高齢者福祉などの政策に注力してきた。選挙戦では、3期12年の実績をアピールし、「暮らしが一番、住むなら佐々」をモットーにさらに町民の暮らしを充実させると訴え、組織力を生かした戦いを展開した。
 過去3回の町長選では、危なげない戦いで勝利してきた。しかし、今回は多選への反発もあり苦戦を強いられた。新型コロナウイルスの影響で集会が開けず、どれほど支持があるのか把握できない状況が続いた。それでも実績のある町長への期待は高く、幅広い世代から支持を得て、最後は新人候補を振り切った。
 一方、敗れた前町議で新人の浜野亘さん(65)は町民との対話とスピード感で「町政刷新」を胸に、街頭演説を重ね浸透を図ったが、現職の厚い壁を破ることはできなかった。浜野さんは「期待に応えられず申し訳ない」と述べ、支持者らに頭を下げた。