国会閉会後 初の週末 長崎県内10人 総選挙へ動き活発化

© 株式会社長崎新聞社

商店街で演説する立候補予定者=県内

 16日の国会閉会後初の週末、秋までにある次期衆院選に向け、長崎県内4小選挙区の立候補予定者10人の動きが活発化した。コロナ禍で静かな前哨戦が続いていたが、徐々に総選挙の雰囲気が漂い始めた。

○1区 
 国民民主現職の西岡秀子氏(57)=1期目=は19日、推薦を受けた基幹労連県本部の会合に出席。国会活動を報告し「全力で頑張る」と決意を述べた。20日は街宣車で長崎市内を回った。「皆さんが屋外などで安心できる活動をやっていく」と感染防止徹底を強調した。
 自民現職の冨岡勉氏(72)=比例九州、4期目=は20日、支持母体の県医師連盟の執行委員会に出席した。あいさつでコロナ対策など実績を述べた後、党内規の比例候補「73歳定年制」に言及。7月に73歳となるため、小選挙区で負ければ“後がない”危機感を訴えた。
 共産新人の安江綾子氏(44)は18日午後、長崎市中心部の鉄橋で田村貴昭衆院議員(共産・比例九州)と「オリンピックの強行開催はおかしい。コロナ対策に全力を挙げ、命と暮らしを守る政治を」と訴えた。19、20の両日は長崎市内を回り、支援を呼び掛けた。

○2区 
 自民現職の加藤寛治氏(75)=3期目=は19日、島原市内のホテルで自民党島原半島地区連絡協議会の支部長・幹事長会議に出席。地元選出の県議ら約40人を前にあいさつした。会議前に取材に応じ「地域の方々に思いを伝えながら、今回も精一杯取り組む」と決意を述べた。
 立憲民主現職の松平浩一氏(46)=比例北陸信越、1期目=は、時間的な制約で十分に足を運べていない諫早市や西彼長与、時津両町で精力的に支援者回りをこなし、国会活動をアピール。「地に足を着けて私の主張、人となりを知ってもらえるよう行動する」と意気込んだ。

○3区 
 自民現職の谷川弥一氏(79)=6期目=は20日、長崎市内で党県連の会合に出席し結束を図った。陣営関係者は「コロナ禍で従来の形の集会はできないが、ネット戦略などを進めると同時に、今後の方針もしっかり詰めていかなければ」と気を引き締めた。
 立憲民主新人の山田勝彦氏(41)は19日、東彼3町を中心に支援者へのあいさつ回り。「コロナ対策や五輪強行姿勢で政権への不満が高まっている」と有権者の心境を代弁した。JR川棚駅前のつじ立ちでは「命と暮らしを守るため、政権交代を」と訴えた。
 無所属新人の山田博司氏(51)は大村市や東彼3町、佐世保市の一部で、それぞれの集落をこまめに回った。住民から地域課題への要望を聞き取り、支持拡大を図った。街頭演説も精力的に実施し「応援してくれる人が増えている」と手応えを感じていた。

○4区 
 自民現職の北村誠吾氏(74)=7期目=は19日午前、佐世保市中心部で党県連青年部局の街頭行動に参加した。梅雨の晴れ間が広がり、「天の助けだ。地域の実情に耳を傾けながら準備をする」と力を込めた。北松佐々町長選の現職候補の応援にも入った。
 立憲民主新人の末次精一氏(58)は佐世保市内で活動し、支持者らへのあいさつ回りに汗を流した。「コロナ禍で集会はできないが、こつこつと支持を広げたい。今こそ世代交代が必要で、(自分は)即戦力になれると訴えていきたい」と語った。