2021年上海協力機構(SCO)国際円卓会議が江蘇省・連雲港市で開催

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【連雲港(中国)2021年6月18日新華社=共同通信JBN】6月18日の午後、2021年上海協力機構(Shanghai Cooperation Organization、SCO)国際円卓会議が江蘇省の連雲港市で成功裏に開催された。同会議はSCO事務局と連雲港市人民政府が「SCO加盟国間の経済・貿易の国際協力強化と製品輸出入の円滑化促進」というテーマで共催した。

SCO事務局とSCO加盟国、オブザーバー諸国と対話パートナー諸国からの関係当局者が「オンライン+オフライン」形式の会議に参加した。同会議では、連雲港市のFang Wei市長が議長を務め、SCO事務局のVladimir Norov事務局長、江蘇省のHui Jianlin副省長、中国共産党連雲港市人民政府のXiang Xuelong書記がスピーチを行った。

一帯一路の交差点の強力な支点として、そして新ユーラシア大陸ブリッジ経済回廊(New Eurasian Continental Bridge Economic Corridor)の重要な拠点都市として、連雲港は双方向の開放への窓口と、海陸受け渡し拠点としての役割を担う。近年、SCO加盟国の活気ある経済発展ならびに深化した一帯一路構想の実施を受け、連雲港はSCOの海外拠点と中国・カザフスタン物流基地の構築に全力で取り組んでいる。そこで達成された協力と実証の効果は幅広い関心を集めている。

初回のSCO円卓会議の協力結果に基づき、SCOの実際のニーズ、国際的な産業協力の長期開発、エントリーポイントとしての特産品貿易を使って、今年の同会議は新たなトレンドを目指し、新しいアイデアや対策を追究し、相互尊重、相互支援、そして相互にメリットのある協力に基づく国際的な物流協力を構築する。

参加者たちは、COVID-19との戦いとその悪影響への対処でSCO加盟国における連雲港の大きな貢献を支持し、港湾として連雲港の巨大な開発の可能性に注目し、都市物流と産業クラスターをさらに積極的に活用すべきであると確信した。それはSCO自由貿易圏での相互の協力・交流を強化し、国家戦力と一帯一路構想の枠組みの下で輸送、積替え、国境を越えた商品の流れにおける協力を発展させることである。

より詳しい情報はhttp://www.scoilp.gov.cn/Default.aspx?mpid=10 を参照。

ソース:Lianyungang Municipal People's Government