日本バドミントン協会は21日、オンラインで会見を行い、金メダル量産が期待される東京五輪日本代表選手に言及した。
今回は男子シングルスの世界ランキング1位・桃田賢斗(26=NTT東日本)を筆頭にメダル候補が集結。銭谷欽治専務理事(68)は「国際大会はコロナ禍でほとんど中止となりましたが、ライバルも同じ条件。代表選手にはノビノビとホームで自分の力を最大限に出してほしい」と期待を寄せた。一方、チームを束ねる朴柱奉ヘッドコーチ(56)は「五輪だから選手にはプレッシャーがかかると思いますが、リオ五輪(金1個、銅1個)よりもいい成績が残せれば」と話した上で、5年間で一番伸びた選手について聞かれると「やっぱり桃田選手ですね。リオ五輪に参加できなかった。東京五輪では金メダルが取れるように頑張ると思います」と答えた。
今大会は新型コロナウイルス禍が懸念される中、政府と大会組織委は有観客での開催を模索している。これについて朴ヘッドコーチは「もちろん日本のファンの応援は絶対にプラスとなると思います。この体育館(武蔵野の森総合スポーツプラザ)では何回も試合を経験し、応援をもらっていい成績を残した選手がいっぱいいる。一般の応援団が大会に入ることができれば、チームとしては本当にうれしいです」と話した。
【バドミントン日本代表選手】
〈男子シングルス〉
桃田賢斗(26=NTT東日本)
常山幹太(25=トナミ運輸)
〈女子シングルス〉
奥原希望(26=太陽HD)
山口茜(24=再春館製薬所)
〈男子ダブルス〉
遠藤大由(34)、渡辺勇大組(24=ともに日本ユニシス)
園田啓悟(31)、嘉村健士組(31=ともにトナミ運輸)
〈女子ダブルス〉
福島由紀(28)、広田彩花組(26=ともに丸杉Bluvic)
永原和可那(25)、松本麻佑組(25=ともに北都銀行)
〈混合ダブルス〉
渡辺勇大(24)、東野有紗組(24=ともに日本ユニシス)